前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国当局が5月に資本流出抑制策を打ち出したことで、香港のオフショアウェルスマネジメント市場で先行き不透明感が高まっている。香港は中国本土の富裕層の資金に支えられ、ぜいたく品消費、住宅、株式市場など幅広い分野で恩恵を受けてきた経緯があるためだ。また、韓国や日本などで、これまで上げが目立っていた半導体など人工知能(AI)関連の銘柄が大幅に下げ、香港にも売りが波及している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が12.3%安、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が6.6%安、バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が5.6%安と下げが目立った。舜宇やSMICに下げが響き、ハンセン科技(テック)指数は3.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、上海天数智芯半導体(9903/HK)が13.4%、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が12.0%、瀾起科技(6809/HK)が10.8%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が7.8%ずつ下落した。
携帯端末やスマート製品の関連銘柄も急落。舜宇光学のほか、カメラモジュール生産の高偉電子(1415/HK)が9.8%安、スマート製品ODMメーカー世界大手の華勤技術(3296/HK)が9.7%安、電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が7.4%安、携帯端末OEMメーカー大手の富智康集団(2038/HK)が6.9%安、スマートフォン部品メーカーの丘タイ科技(1478/HK)が6.1%安で引けた。
自動車セクターも売られる。北京汽車(1958/HK)が8.1%安、小鵬集団(9868/HK)と嵐図汽車科技(7489/HK)がそろって4.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)と蔚来集団(9866/HK)がそろって4.2%安で前場取引を終えた。
本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.14%安の4032.30ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが急落。医薬、資源・素材、消費、自動車、インフラ、金融、不動産など幅広く売られている。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











