米利上げ観測の後退が支援材料。米労働者が2日に公表した6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に下回り、5月分と4月分が下方修正された。労働市場の軟化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が近く利上げするとの観測は後退している。ただ、積極的に買い進む動きも見られない。前日の米ハイテク株安を受け、香港でもテック銘柄の一角が売られた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、非鉄金属セクターの上昇が目立つ。紫金鉱業集団(2899/HK)が9.0%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.1%高で引けた。金宝飾品販売の金宝老鋪黄金(6181/HK)も6.0%上昇。米利上げ観測の後退を受け、金利の付かない金先物の投資妙味が増すとして金先物相場が強含んでいる。
自動車セクターも堅調。比亜迪(BYD:1211/HK)が7.4%高、吉利汽車(175/HK)と賽力斯集団(9927/HK)が各5.7%高、長城汽車(2333/HK)が5.6%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が5.3%高で取引を終えた。うちBYDは先ごろ、6月の新車販売が2カ月連続でプラス成長となったことを発表。
半面、テック銘柄の一角は安い。華虹宏力半導体(1347/HK)が4.4%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.5%安、聯想集団(992/HK)が3.3%安となった。このほか、快手科技(1024/HK)が0.1%下落。動画生成AI(人工知能)「可霊AI(KlingAI)」事業に外部からの出資を受け入れると発表したことで、一時は6.9%高と大きく上昇したが、引けにかけて下げに転じた。
本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%高の4043.64ポイントで取引を終了した。自動車が高い。家電、医薬、不動産なども買われた。半面、銀行は安い。電子や化工の一角も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











