週明け21日の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比291.93ポイント(1.18%)高の25042.71ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)が114.23ポイント(1.39%)高の8339.63ポイントと続伸した。ハンセン指数は9日以来、約2週ぶりの高値水準を回復している。
売買代金は2027億3070万香港ドル(約4億627億円)に縮小した(18日は2665億1250万香港ドル)。
 前週末の好地合いを継ぐ流れ。中東情勢の過度な警戒感が薄れ、原油相場の下落が続いたことや、中国の政策に対する期待感などが支えだ。8月の月次経済統計では、内需不振が鮮明化。当局は経済対策を強めるとの見方が根強い状況だ。
 中国の大型連休や、米中首脳会談を前に朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は引けにかけて上げ幅を広げている。中秋節・国慶節の大型連休で、本土市場は今週25日と10月1~7日が休場だ(香港市場は10月1日が休場)。一方、習近平・国家主席は11年ぶりに国賓待遇で米国を公式訪問し、24日にトランプ米大統領との首脳会議に臨む予定となっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が8.2%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が7.6%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が6.0%高で引けた。政策支援の動きを引き続き材料視。中国政府は18日、「医薬工業発展『第15次5カ年計画(2026~30年)』」を発表した。
報道によると、人工知能(AI)や量子計算、遺伝子編集など先端技術を創薬に取り込み、バイオ医薬を新たな基幹産業に育てる。そのほか、李強・首相が18日に開いた国務院常務会議では、高齢者支援として、医療・リハビリテーション・介護サービスの拡充について協議された。
 中国の不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が12.3%、広州富力地産(2777/HK)が8.7%、雅居楽集団HD(3383/HK)が7.4%、万科企業(2202/HK)が5.1%ずつ上昇した。
 半面、産金・非鉄セクターは安い。中国黄金国際資源(2099/HK)が6.6%、霊宝黄金(3330/HK)が5.5%、紫金黄金国際(2259/HK)が2.7%、中国アルミ(2600/HK)が2.5%、中国宏橋集団(1378/HK)が2.1%ずつ下落した。
 他の個別株動向では、濃縮りんごジュース中国大手の煙台北方安徳利果汁(2218/HK)が17.6%安。同社は18日引け後、プリント基板(PCB)材料メーカーである寧波甬強科技有限公司の株式62.0611%を7億9300万人民元(約185億円)で取得すると発表した。甬強科技の業績は、25年の純損益が4327万人民元の赤字。買収のメリットが不確実視された。
 本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は前日比0.97%高の3949.91ポイントで取引を終了した。
医薬が高い。不動産、運輸、資源・素材、自動車、軍需産業、自動車、消費、インフラ建設、金融、電子機器なども買われた。半面、半導体の一角は安い。公益、通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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