ブロガーの「若嵐(ハンドルネーム)」さんはこのほど、日本の小説家、東野圭吾氏の『白夜行』について、「日本の大衆文化は洗練されている」と賞賛、「(日本文化は)大衆的であっても味わいを失わず、ちゃんと思想をもっている」、「日本文化には往々にして人間性への強い配慮がある」などと独自の視点を披露した。

 「若嵐」さんは『白夜行』の小説、テレビドラマの両方を鑑賞し、「作品は、ある事件を追う捜査員の視点で展開し、主人公となる11歳の少年少女の成長過程や、2人が悪に手を染める過程、社会からの転落と闇、愛の純粋と献身、人間のエゴや残忍さ、優しさ、弱さなどが描かれた」とあらすじを紹介、「小説はサスペンスの要素や意外性を十分に備えており、一言一句に隙がない」、「テレビドラマは、完全に主人公の2人の視点で描かれ、物語の全容を新たに説明し、小説をうまく補足するものになっていた」と、自身の感想を次々と述べ、「洗練された日本の大衆文化を賞賛せずにはいられない」と興奮気味に伝えている。


 「若嵐」さんはその後、日本文化の考察を進め、「日本文化はぱっと見、とても自制的で、決まったやり方に従う文化だ。色んな意味で、現在の中国文化よりもより伝統的で保守的に思える」との持論を展開する一方、「日本文学における人間性の描写はとても鋭く、直接的で、タブーを恐れない。また同作品が取り上げたような、幼児への性的虐待や親殺しなど、敏感でゆがんだ問題を取り上げることも多い」、「日本の文学は多くの場合、問題提起をしても、答えを出すことが少なく、標準的な答えを出すことすらない」などと分析した。

 このほか、一概には言えないだろうが、と断りつつも「日本の大衆文化は中国のように粗製乱造でもなければ、標語的でもない。また、ハリウッドや韓国、香港の映画作品のように娯楽性だけを追及するものでもない」、「日本作品の多くは、大衆的であっても味わいを失わず、ちゃんと思想をもっている」と語り、「日本文化には往々にして人間性への強い配慮がある」などと、独自の視点を披露した。

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 中国でも、日本の作家への注目度は高い。中国国内で販売される書籍・音楽・映画への口コミサイト「豆瓣(douban)」では、東野圭吾氏をはじめ、村上春樹氏や岩井俊二氏、京極夏彦氏、妹尾河童氏など、様々な作家の作品を高く評価しており、日本文学への注目度の高さをうかがわせた。(編集担当:金田知子)

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