MLBドラフト会議が12日(日本時間13日)、米フィラデルフィアで行われ、スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)がマーリンズから8巡目(全体235位)で指名された。麟太郎は昨秋のNPBドラフト会議でもソフトバンクから1位指名を受けた。

MLBかNPBか、それとも大学残留か。残された時間は7月末の交渉期限までの約2週間。進路は家族や代理人とも相談して決める予定で、その選択が注目される。

 佐々木をマネジメントする「株式会社ナイスガイ・パートナーズ」の木下博之氏は13日、岩手県花巻市内にある花巻温泉のホテル千秋閣で取材対応。本人は不在だったが、約30人が詰めかけた報道陣の取材に応じた。

 「これからご家族、代理人の方々ともしっかりお話して、決断するということでした」と木下氏。MLB公式サイトによると、全体235位の契約金相場は23万9200ドル(約3870万円)。一方、ソフトバンクは新人選手の上限である契約金1億円、出来高5000万円を提示する可能性が高いとみられる。金額面では大きな差がある。

 記者は13日、タクシーで花巻空港駅とホテル千秋閣を往復した。花巻市民だという女性の運転手は、麟太郎のマネジメント会社が同ホテルで会見を行ったことに驚いていた。

 「花巻温泉にはホテル千秋閣とホテル花巻、ホテル紅葉館と宿泊施設があります。

最も高級なのは、昭和天皇も宿泊された佳松園です。丘陵地にある花巻温泉で、最も低い位置にあるホテル千秋閣はビジネスマンも利用する。佐々木麟太郎くんはソフトバンクに1位指名されましたが、ホテル千秋閣の会議室を利用されたのはさすがです。見栄(みえ)をはらない。やっぱり謙虚ですね」と印象を語った。

 スラッガーの人柄は、マーリンズが評価したポイントでもあった。同球団のフランキー・ピリエル球団副社長は「麟太郎は素晴らしい人柄で、ケタ外れのパワーとポテンシャルを秘めている。今後さらに伸びる可能性も十分にある」と語っていた。

 マーリンズか、ソフトバンクか、それとも大学残留か。今後は岩手県内に残って熟考し、決断する見込みだ。

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