◆Tモバイルホームランダービー(13日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)
MLBオールスター前日恒例のホームランダービー(本塁打競争)が13日(日本時間14日)、フィリーズの本拠地・シチズンズバンクパーク(フィラデルフィア)で行われ、カイル・シュワバー外野手(33)が決勝に進出したが、あと一歩で優勝を逃した。決勝では先攻で11本塁打を放ってカージナルスのジョーダン・ウォーカー外野手(24)に重圧をかけたが、逆転負けを喫した。
シュワバーはカブス、ナショナルズ、レッドソックスを経て22年にフィリーズに加入。すると同年には46本塁打でいきなり移籍1年目で本塁打王に輝いた。昨年は大谷(ドジャース)と超ハイレベルな本塁打争いを繰り広げたが、自己最多56発を放って1本差で自身2度目の本塁打王をつかんだ。今季はすでに32本塁打で両リーグトップを独走している。
決勝を終えたシュワバーは「ファンの人たちにありがとうと伝えたい。新しいルールもよかった」とすがすがしい表情で振り返った。
20スイングでの本塁打数を競った第1ラウンドは、最初に登場したコントレラス(レッドソックス)が、弟のウィリアム・コントレラス(ブルワーズ)も見つめる中で6連発など最長飛距離490フィート(約149メートル)で13本塁打。結果的に第1ラウンド最多本塁打で、飛距離も最長だった。
2番目に登場したウォーカー(カージナルス)も最長470フィート(約143メートル)の13本で続いて準決勝進出を決めた。3番のカグリオン(ロイヤルズ)は8本で敗退。4番目に登場した村上は、山本(ドジャース)らも見つめる中、9本の本塁打でこの時点で3位。
直後にNHK BSの中継でインタビューに応じた村上は「めちゃくちゃ緊張しました。体力的には大丈夫だなと思ったけど疲れました。最下位じゃないだけまだいいかなと。(最後の20球目は)ボールの色も変わってすごい緊張しました」と振り返っていた。
5番目に登場したライス(ヤンキース)は8本で敗退。6番目の昨季準優勝カミネロ(レイズ)は最長487フィート(約148メートル)で12本塁打を放つと、7番目のシュワバー(フィリーズ)は本拠地のファンが総立ちになって大声援を送る中で10本のアーチを描いて村上を抜いた。最後のハーパー(フィリーズ)が8本に終わって敗退した。村上は敗退直後も中継内でインタビューに応じ「9本じゃ無理だと思っていました。最後のボーナスで稼ぎたかったけど無理でした。
15スイングで争う準決勝は第1ラウンド2位のウォーカーと3位のカミネロ、1位のコントレラスと4位のシュワバーが対戦。第1試合では先攻のカミネロが5本だったが、ウォーカーが7スイングを残して6本を放って決勝進出を決めた。第2試合では先攻のシュワバーが9本塁打を放って本拠地のファンを盛り上げプレッシャーを与えてコントレラスを1本差で破り、決勝進出を決めた。決勝でもシュワバーは先攻で11本塁打を放ったが、ウォーカーの13スイング目からの6連発で逆転された。3ラウンドで30本塁打を放った。
今季からは選手の体力面などを考慮して制限時間ではなく、スイング数による本塁打数で争われたホームランダービーとなった。
◆カイル・シュワバー(Kyle Schwarber) 1993年3月5日、オハイオ州ミドルタウン生まれ。33歳。インディアナ大から14年ドラフト1巡目(全体4位)でカブス入りし、15年にメジャーデビューした。右投左打。










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