◆第108回全国高校野球選手権奈良大会 ▽2回戦 高田1―0奈良(15日・さとやくスタジアム)

 県内屈指の進学校対決は高田が投手戦を制し、3回戦進出を決めた。

 スコアボードに0が並び続ける緊迫した状態が続く中、球場が大歓声に包まれた。

9回1死。領木蒼智内野手(2年)が相手先発・黒川琢矢をついに捉えた。変化球を力強くはじき返すと、打球は左翼スタンドへ飛び込んだ。「ホームランは打ったことがなかったので今まで感じたことないくらいうれしかった」。公式戦初の一発がチームの決勝打となった。ホームランボールは「帰ったら両親、そしていつも応援してくれている祖父母に渡します」と笑顔を見せた。

 投げては先発右腕・入矢優大(3年)が7安打完封。走者を背負いながらもチェンジアップと直球を織り交ぜた緩急をつけた投球で奈良打線を封じこめ「ピンチも背負ったが要所は丁寧に投げれた」と納得の表情。エースの頼もしい投球に田淵太監督は「ベストピッチング!」と絶賛したが、本塁打による1点に終わった打線については「このままだと話にならない。帰って練習や」と先を見据えた。

 20日に予定される3回戦は春夏通算12度の甲子園出場を誇る郡山と対戦する。

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