J1清水エスパルスは15日、ホーム開幕の横浜FM戦を前に、IAIスタジアム日本平で「エスパルス栄誉賞受賞者と静岡サッカー功労者の展示」除幕セレモニーを行った。

 「サッカーのまち静岡・清水」のシンボルである同スタジアムでは、2021年から施設の価値向上を目的に、サッカーにまつわる展示を設置。

今回はその一環として、清水や静岡サッカーの歴史に貢献した人物を紹介する展示を始めた。

 西サイドスタンド1階には、清水在籍時の活躍や貢献が著しかった選手、監督、スタッフに贈られる「エスパルス栄誉賞受賞者」を展示。ステファン・ジョン・ペリマン氏、長谷川健太氏、堀池巧氏(1999年)、カルロス・サントス氏(2000年)、大榎克己氏(2002年)、真田雅則氏(2004年)、沢登正朗氏(2005年)、伊東輝悦氏、市川大祐氏(2010年)、斉藤俊秀氏(2014年)が名を連ねた。 東サイドスタンド1階には、1960年代から静岡・清水のサッカー普及と発展に尽力し、多くのプロ選手を日本サッカー界に送り出した名指導者を紹介。「静岡サッカー功労者」として、堀田哲爾氏(清水FC創設者)、綾部美知枝氏(日本サッカー殿堂)、勝沢要氏(元清水東高監督)、大滝雅良氏(元清水商高、現清水桜が丘高監督)、井田勝通氏(元静岡学園高監督)、望月保次氏(元東海大一高監督)が展示された。

 除幕式には山室晋也代表取締役社長のほか、エスパルス栄誉賞受賞者の伊東輝悦・清水アンバサダー、日本サッカー殿堂入りの綾部氏らが出席した。綾部氏は「飯田ファイターズ」を結成して指導にあたり、1971年には静岡県主催のコーチングスクールに女性として唯一参加。同年、小学生選抜チーム「オール清水」(後の清水FC)の監督に就任した。指導した選手には、いわゆる「清水三羽がらす」のほか、風間八宏氏、反町康治氏(清水ゼネラルマネジャー)らがいる。サッカー界への長年の貢献が評価され、2022年には女性として初めて日本サッカー殿堂入りを果たした。

 「いい子たちに出会って、本当にこのような形で展示していただいて、いいのかなと申し訳ないような気持ちもします。でも、歴代の指導者の方と一緒に並べていただいたことで、懐かしくその時のことを思い出していました」とほほえんだ。

 また、Jリーグ発足時から清水一筋で13年間ゴールを守り、2004年にエスパルス栄誉賞を受賞した故・真田雅則氏の次男、勲良氏(ひろかず)も出席した。真田氏は現役引退後、清水の下部組織やトップでもコーチを務めていたが、2011年に急逝した。

 「今年で(亡くなってから)15年になります。家族それぞれが頑張って前を向いて生きていこうと考えていましたが、時間がたてば寂しさを感じます。ただ一方で、その感覚を上回るくらい、いい思い出だったり、かっこよかった姿をこういういい形で残していただいているのは本当にありがたいです」。父の功績が、清水の本拠地に刻まれたことに感謝した。

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