秋の米国遠征に向けて函館競馬場で調整中のフォーエバーヤング(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が、芝コースで追い切りを行った。栗東トレセンや海外の競馬場も含めて、芝で追い切るのは初めて。

比較的コースが広く、開催が行われていない芝コースの馬場状態も良好なため、陣営が選択した。

 坂井瑠星騎手が騎乗。ダートコースを1周してから芝コースに入り、まずはキャンターで1周した。その後、追い切りがスタート。前半は抑え気味で、4コーナーにかけて徐々にペースを上げていった。直線では迫力満点の動き。ダイナミックな走りは変わらず、ダンッと大きな足音を響かせながら駆け抜けた。

 坂井騎手は「こんなにワクワクする追い切りはなかなかない。どういう走りをするか楽しみでした」と珍しい経験を満喫した様子。「初めてと思えないぐらいしっかり走れていました。もう少しドタバタ走るかと思いましたが、思っていたより上手に走れていました。違和感もなかったです」と好感触を伝えた。

 洋芝で、芝を走る馬と遜色ない動きを見せたことについては「(洋芝は)力がない馬なら苦労しますが、芝の馬でもなかなか出せない時計を出していて、改めてこの馬のパワーと能力を確認しました」と感服した。

 この後はジョッキークラブゴールドC・G1(9月18日、ベルモントパーク競馬場・ダート2000メートル)からブリーダーズCクラシック・G1(10月31日、キーンランド競馬場・ダート2000メートル)に向かうプラン。仕上がりについても、「1か月前としては、十分動けていたのかな」と不安はない。「平日の朝5時半からパドックにお客さんがいて、改めてファンが多い馬だと感じました。秋のアメリカは、全力で勝ちにいきたいと思います」と応援に感謝しつつ、ラストシーズンへ意気込んだ。

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