沖縄尚学の最速150キロを誇るエース左腕・末吉良丞(りょうすけ、3年)が、進路をプロ一本に絞ったことが21日、スポーツ報知の取材で分かった。昨夏の甲子園では2年生ながらエースとして全国制覇の原動力となったサウスポー。
世代屈指の剛腕・沖縄尚学の末吉が大きな決断を下した。進路をプロ一本に絞り込んだ。この日、同校の比嘉公也監督(45)はスポーツ報知の取材に「末吉はプロ志望届を提出することになりました」と明かした。
MAX150キロを誇るサウスポーは昨夏の甲子園、2年生エースとして全6試合に登板し、1完封を含む2完投とフル稼働。同じ2年生右腕の新垣有絃(ゆいと)とともに日本一に貢献し、「大会NO1投手」の称号を得た。直後の9月。地元・沖縄開催となったU―18ワールドカップでは2年生で唯一、侍ジャパン高校日本代表に選出され、エースとして決勝・米国戦でも先発を任されるなど、準優勝の立役者となった。
注目の進路について、今春センバツ時には「今はプロ一本。国内です」と明かしていたが、4月に左肘の靱帯を痛めた。懸命なリハビリを経て、夏の沖縄大会は背番号10だったが、準決勝の名護戦では先発で復帰のマウンドへ。
背番号1を奪回して臨んだ今夏の甲子園。1回戦で横浜の157キロ右腕・織田翔希(3年)と投げ合い、3回6安打3失点と本領発揮ならず、敗戦投手に。試合後は進路について「未定です」と進学も視野に入れているとし、その理由に「けがです」と話した。沖縄に戻った後、熟考を重ねて最終決断。プロの世界で勝負することに決めた。
戦いは続く。9月7日に台湾・台北で開幕する「第14回BFA U18アジア野球選手権」の侍ジャパン高校日本代表にも、横浜・織田とともに選出が有力視されており、2年連続で日の丸を背負うことになりそうだ。ともに世代トップランナーとして高校野球シーンを先導してきた織田と共闘し、アジアの頂点を目指す。NPBスカウトも海を渡り、指名への最終チェックを行うことは必至だ。実績も十分で上位候補と目される。
今夏の甲子園では、自身の未来予想図について「同じ沖縄県出身の宮城大弥投手のような、勝てる投手になっていきたい」と語っていた左腕。大志を胸に、プロの夢舞台へ飛び込む。
◆ドラフト候補たちの今後 夏の甲子園終了後、侍ジャパン高校日本代表に選出された選手は「第14回BFA U18アジア野球選手権」へ向けた国内合宿と壮行試合に臨み、その後台湾・台北で9月7日に大会が開幕。ドラフト1位候補・織田を擁する横浜は、10月3日から青森で行われる第80回国民スポーツ大会にも選ばれている。運命のドラフト会議は同22日に行われる。
◆末吉 良丞(すえよし・りょうすけ)2008年11月18日、沖縄・浦添市生まれ。17歳。仲西小2年時に仲西VBCで野球を始め、仲西中では軟式野球部。高校では1年夏に背番号20でベンチ入りし、同秋からエース。甲子園は昨春から4季連続の出場。昨夏は優勝の原動力に。昨年9月のU―18W杯でも高校日本代表のエースとして準Vに貢献。










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