第21回キーンランドC・G3(8月23日、札幌・芝1200メートル=1着馬にスプリンターズSの優先出走権)に出走するウインカーネリアン(牡9歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)。同馬を4つのポイントからチェックする。

【戦歴】

 関屋記念(22年)、東京新聞杯(23年)などの重賞ウィナー。昨年のスプリンターズSは11番人気の低評価を覆す走りで、8歳にしてG1初優勝を果たした。今年の高松宮記念は3着。9歳だが、まだまだ一線級だ。前に行くと実にしぶとく脚を使う。良馬場の方がいいが、4着に敗れた2年前の高松宮記念も苦手な重馬場で最後までよく粘っていた。

【仕上がり】

 13日に函館で1週前追い切りを行った。主戦の三浦皇成騎手が駆け付け、函館・Wコースでレジームチェンジ(2歳新馬)と併せ馬。大きく追走しながら直線ではパワフルに伸び、先着した。三浦騎手は「去年より美浦に早く入って、いい休養を取れていました。去年以上に順調ですね」と笑み。この日の調整に関しても「ブリンカーを着けて、他の馬がいるところでの駐立の練習をしました。

直線でも非常にいい反応だったと思います」と手応えを示した。

 19日は、芝コースを単走。先週に引き続き、三浦皇成騎手が駆けつけて騎乗した。強くは追っていないが、それでもパワフルな伸び脚。年齢を感じさせない、活気に満ちた動きだった。三浦騎手は「ブリンカーを着けていたので気が入っていましたね。変わらず順調なのが何よりです」と笑みを浮かべた。

 21日は、角馬場で入念に体をほぐしてからWコースへ。活気ある身のこなしで1周半し、調整を終えた。昨年は5着だったが、椎名助手は「去年以上に順調です。気持ち、スイッチが入ってきています。雰囲気はいいですね」と目を細めた。

9歳だが心身ともに若々しく、同助手は「衰えがないですね。ずっと変わりません」とたたえる。

【鞍上・舞台相性】

 主戦の三浦皇成騎手が引き続き騎乗。去年はこのレースで5着。過去に洋芝での勝利経験はなく、鞍上は「緩い馬場は良くないし、洋芝適性があるかと言われると『いいな』と思うことはない」と冷静な評価だ。それでも、長く一線級で活躍を続け、8歳にしてビッグタイトルを手にした強さは確か。「目標の秋のスプリンターズSに向けて、いいステップでいけたら」と、G1連覇を見据えて力を込めた。

【レース傾向】

 キーンランドCは過去10年で1、2番人気がそろって馬券圏外となったのは21年の1度。2度の1~3番人気の上位独占があって、上位人気馬は素直に信頼していい。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

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