◆秋季高校野球静岡県大会予選▽敗者復活戦 静清3―0静岡東(29日、静岡・しずてつスタジアム草薙)

 上位決定戦と敗者復活戦計12試合が行われた。相良が4点差を逆転して城南静岡を5―4で下し、創部79年目で春秋通じて初の県大会出場を決めた。

エースの岡村俊紀(2年)が公式戦初完投。1点ビハインドの7回2死一、二塁から右中間を破る逆転2点適時二塁打と投打に活躍した。静清はかつて静岡商を率いた見城喜哉新監督(66)の下、無安打で決勝点を挙げ、静岡東に3―0勝利。2年連続で県切符を手に入れた。

 静清・見城監督が動いた。投手戦で両校無得点のまま迎えた6回、先頭の伊東逞(たくま)二塁手(2年)が死球で出ると、二盗を指示。犠打で1死三塁とし、DH杉村優心(1年)の二ゴロ野選で先制点だ。頭からホームに飛び込んだ背番号14は「ゴロGOの指示でした。それほど足に自信はないけれど、走塁練習は毎日やっているので思い切って走った」と喜んだ。

 波に乗ったチームは、7回2死から草尾優翔主将(2年)が二塁打を放ち、続く井上煌己中堅手(1年)の左前打でホーム突入。猛烈なヘッドスライディングで、捕手のミットからボールがこぼれた。さらに三盗からの敵失でダメを押した。

 13年ぶりに現場復帰し、機動力を駆使した「静商野球」で県切符を手にした指揮官は「こんなにドキドキする気持ちは忘れていた。思い切ったサインを出す勇気も、やっと戻ってきた」と笑顔。県大会でも旋風を起こす。(里見 祐司)

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