巨人が首位攻防戦で痛恨の連敗を喫した。ゲーム差3・5となり、自力優勝の可能性が消滅。
今季のこのカードの典型的な負けパターンだった。主導権を握られて最後まで追いつけない。苦しい展開で虎に屈した。真夏の天王山は初戦から2試合連続で1―4の完敗。橋上監督代行は「なかなか大竹投手を打ちあぐねてしまって」と厳しい表情で振り返った。シーズン118試合目、自力優勝の可能性が消滅。阪神戦19年ぶりの6連敗を喫し、優勝マジック23の点灯を許した。
最大の好機は初回。2死一、三塁から5番・大城が投ゴロに倒れた。「なかなか点を取れる感じがなかったですね。初回だけかな、でしたね」。3回まで0―0。大竹の緩急自在の投球にタイミングが合わず、6回無得点に封じられ、田中将を援護できなかった。
中盤は雨が降る中、4回の守備では1死二塁から5番・大山を左飛に打ち取った後、打率2割台前半の6番・高寺を申告敬遠して一、二塁としたが、7番・坂本に左前への先制適時打を浴びた。なお一、三塁、8番・元山の二塁への適時内野安打で、歩かせた高寺の生還も許し2点を失った。
坂本勝負は「選択ミス」 坂本は試合前の時点で、8月は19試合で7本塁打、15打点と好調だった。試合後、橋上監督代行は高寺敬遠、坂本勝負について「次の打者との兼ね合い。ベンチとしての選択でした。結果を考えれば選択ミスだったと言わざるを得ない。
これで今季の阪神戦は先制を許すと2勝12敗。特に甲子園では先攻。そこで先制できず、相手に先取点を取られると、場内の歓声はボルテージが増し、雰囲気も含め阪神ペースになっていく。「先に点を取れるに越したことはないんですけど」と橋上監督代行。この日は0―4の8回の攻撃前に三塁ベンチ前で野手が円陣を組み、その中心で鼓舞する声をかけた。そのイニングに浦田の適時内野安打で1点を返したが、反撃は遅く、届かなかった。
残り25試合で3・5差。阪神にマジックは点灯したが、優勝が決まったわけではない。










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