歯医者で抜いた歯はどこに行くのか?
歯医者で抜いた自分の歯はいずこへ
先日、数年ぶりに歯医者に行き、歯を抜いた。あまりにも進行した虫歯のため、抜く以外の手段がないという残念な結果だったのだが、そこでひとつの疑問が。
あの抜いた歯は、一体どこに行ってしまったのか? ということで、この疑問と我が歯の行き先を知るべく歯科関係の知り合いに話を聞いてみた。

そもそも歯医者では月に何本もの歯が抜かれている。歯なので、さすがにリサイクルされるはずもないし、抜いた本人に渡されるというケースも聞いたことがない。では一体どこに行っているのだろうか? どうやら行き先としては、いくつかのパターンがあるらしい。

1つ目のパターンは、医療用廃棄物として業者が回収するパターン。血液などに触れるモノのため、衛生面など万全な状態で回収されるそう。
主にひどい虫歯など、捨てる以外に使い道がない場合はこのパターンになる。

2つ目のパターンは、医学生の実習用や研究用に保存するパターン。歯の状態が良いものは、保存されるケースが多いそう。

そして3つ目のパターンは、患者本人に持ち帰ってもらうパターン。これは希望制なのか、歯科医にもよると思うが、患者から「持ち帰りたい」とお願いすればほぼ間違いなくもらえるのでは、とのこと。小さなお子さんの歯など、記念に残す家庭もあるらしい。


ということで、抜いた歯の行き先は上述の通りだが、筆者の個人的な意見としては、今後歯を抜く機会があったらぜひ持って帰りたいと思う。自分の体の一部なのだから、とは思うが実際に持ち帰る人は極少数らしい……。
さぁ、もし皆さんが歯を抜いたらどうしますか?
(木南広明)