ミレニアル世代の男性がスマートに生きるための情報を発信

8

公共の場での授乳はなぜ批判される 「全日本おっぱいサミット〜」の議論

2017年11月10日 07時50分

ライター情報:前田郁/イベニア

「おっぱいは誰のもの?」

月亭可朝さんが『ボインは赤ちゃんのためにあるんだ』と歌ってから40年以上が経つが、やはり『お父ちゃん』のためのものであったりして。だからこそ「公共の場での授乳」に賛否両論だ。そこでおっぱいスペシャリストが集まっておっぱいについて語り合うイベントが行われた。

きっかけは新聞投稿


東京ウィメンズプラザで開催された「全日本おっぱいサミット」。開催のきっかけはある新聞投稿。ファミレスで授乳することに否定的な意見が掲載された。投稿したのは20代の女子学生。女性から見ても授乳は「恥ずかしい」「目のやり場に困る」というのだ。

フリーライターで編集者の今一生氏、ジャーナリストの津田大介氏によると、海外では公共の場で「授乳を妨害してはいけない」と定めている法律もあるそうだ。それは赤ちゃんにはいつでも母乳を飲む権利があるからという考えに基づいている。
今氏はカフェエプロン姿。ステージ上はカフェという設定なのだ

ジャーナリストの津田大介氏


津田氏は外で授乳するなというプレッシャーが、母親と赤ちゃんの「密室育児」の広がる原因のひとつではないかと分析。密室育児はときとして、母親の精神状態を悪くする。こうなるとおっぱいは社会問題だ。

会場には親子連れの姿も


写真家の語る「おっぱい」


25年以上おっぱい写真を撮り続けている、写真家・伴田良輔氏も登場。伴田氏はグラビアやヌード写真など、エロ寄りの写真に写るおっぱいには違和感を覚えていた。そこで自身は自然なおっぱいを作品にしている。

写真家・伴田良輔氏


伴田氏の撮影したおっぱい写真からは、エロよりも母性、扇情よりも癒しを感じる。そのせいか伴田氏のおっぱい写真集の購入者は4割が女性。詩人の谷川俊太郎氏は、伴田氏のおっぱい写真に詩をつけている。

哺乳類ならおっぱいがあるのは当たり前。しかし伴田氏は、おっぱいに関して「当たり前のことを当たり前に言えない空気があるのではないか」と話した。

授乳は赤ちゃんも母親にも「癒し」


産婦人科医の村上麻里氏によると、生まれたばかりの赤ちゃんの胃の大きさは「さくらんぼ」くらいしかないそうだ。一ヶ月たっても大きさは「たまご」程度。だから、頻繁に授乳しないとすぐにお腹が空いてしまう。赤ちゃんが泣いたときには、時間がかかるミルクを作ってあげるよりも、母親がサッとおっぱいをあげるほうが合理的なのだ。

産後一週間でも飲めるミルク量は約50ミリリットル


しかも、授乳すると赤ちゃんがお腹いっぱいになって安心するだけでなく、母親側にもリラックスを感じるホルモンが分泌される。ストレスを感じがちな育児中、授乳は赤ちゃんにとっても、母親にとっても「癒し」の時間なのだ。

ところが、授乳について学ぶ機会は女性側にもないのが実情。ここから考えないと公共の場での授乳は難しいのかもしれない。

和服の方が授乳はしやすい

関連キーワード

ライター情報: 前田郁/イベニア

ライター。シナリオライター。ミニコミ誌中心に執筆。舞台公演の手伝いもします。不妊治療経験者の記事を書いて5年になります。

コメント 8

  • 匿名さん 通報

    「赤ちゃんにはいつでも母乳を飲む権利がある」←こどもには権利がありおとなには義務があるということをコドモのままのオトナは理解できない。

    8
  • 匿名さん 通報

    そういう、いやらしい目で見るほうがどうかしてる。あかちゃんのごはんですよ。戦後人口ミルクの期間が長かったから感覚がおかしくなってしまった。

    3
  • 匿名さん 通報

    ネット社会が形成されてギスギス社会だし、日本独自のモノサシも消え失せたし、セクハラが蔓延してるから、お手数でも一寸皆から視線から外せる場所で、授乳お願いしたいです

    1
  • 匿名さん 通報

    そんなにやりたきゃ好きにすれば良いが、盗撮されてネットにアップされたりしても文句言うなよ。公共の場には色んな奴がいるからね。それを弁えずに授乳行為をするんだから、何があろうと自己責任。当然だよな。

    1
  • 匿名さん 通報

    ガン見野郎の照れ隠しさ。

    0
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!