
タラコ、私も大好きだが、ネックは値段なのよね。
数日後、私の元に届いたのは「ミッチーのたらこ」と書かれたパッケージ。しかし……。これはソーセージでは!? 昔なつかしい給食の魚肉ソーセージを思い出させる、ねじって2つがつながったソーセージがたくさん入っている……。んー、どう見てもタラコじゃない……。
疑いつつ2つの間にはさみを入れ、1腹を取り出してみる。ピンク色のその物体、2つに割るとなんと、断面には愛しのタラコの粒々登場!! 箸でもつと、ぽろぽろとほぐれて落ちてきたそれ……タラコでした!! ソーセージ状にタラコがつまっていたのだ。疑ってスンマセンでした……。
少しだけつまんで食べてみると、ちょっとしょっぱいけど確かにタラコの味。粒々食感もちゃんと感じられます。
製造業者の株式会社ジェイフーズの山田さんにお話を伺ったところ、「ミッチーのたらこ」の製造開始はなんと40年以上前。その頃タラコが市場に余っていて、日持ちのする商品にできないかということから開発が始まったとか。タラコをイメージするため形にこだわり、作業員が一つずつねじっていて、この形はなんと特許まで取得したらしい。余ったタラコから生まれ変わった新生タラコ、今となってはこっちのほうが貴重だったりして。
食べ方はいろいろ。白いご飯はもちろんベストマッチ。私はマヨネーズとあえてパンに塗ってみたが、これも最高においしかった。タラコスパゲッティ、タラモサラダ……たぶんどれでも本物のタラコと同じくらいの満足感を得られると思う。保存がきくから、お弁当やおにぎりにもOK。 そのままおつまみにも絶対イケますよ。
タラコが好きだけど高いし、日持ちしないし……ってな悩みをお持ちのあなた、「ミッチーのたらこ」をぜひお試しあれ。
(さくら)