山形盆地のほぼ中央、将棋駒の街として全国的に知られる天童市に湧く天童温泉。その歴史は明治時代にさかのぼり、灌漑(かんがい)用の井戸を掘った際に微温水が湧き出たのが始まりとされています。


当初は「鎌田温泉」と呼ばれていましたが、明治44年に田んぼの中から高温の源泉が掘り当てられ、大正13年に現在の「天童温泉」へと改称されました。

そして、山形県のほぼ中央に位置する立地条件と交通アクセスに恵まれていることから、蔵王や最上川、出羽三山など県内周遊観光の宿泊拠点として大きく発展を遂げてきました。

お湯は無色透明でさらさらとした優しい肌触りが特徴で、「美肌の湯」として女性客にも人気があります。入浴による適応症には、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などが挙げられます。また、天童温泉は飲泉も可能です。

宿は、近代的な大型ホテルから純和風の落ち着いた老舗旅館まで個性豊か。温泉街には「天の湯」「童の湯」「駒の湯」という3カ所の足湯が整備されており、足湯に浸かりながらのんびりと街歩きを楽しめる、旅情あふれる風情が広がっています。

■「天童温泉」周辺には何がある?
天童温泉周辺では、全国の95%の生産量を誇る「将棋駒」の文化に触れられます。温泉街の歩道や足湯、案内板、ポスト、マンホールにいたるまで、あちらこちらに将棋駒のモチーフが点在しており、将棋駒を探しながらレトロでユニークな散策が楽しめます。

さらに、駒の工房での実演見学や、将棋駒に筆で文字を記入する「書き駒体験」、伝統の技が光る将棋駒がずらりと並ぶ「天童市将棋史料館」などディープな将棋文化を体験できます。

春には、人間が本物の駒となって対局を行う天童の名物行事「人間将棋」が開催され、街全体がより一層の盛り上がりを見せます。

また、天童は「フルーツ王国」としても名高く、6月中旬からのさくらんぼを皮切りに、桃、ぶどう、りんご、そして日本一の収穫高を誇るラ・フランスまで、例年6月から11月にかけて観光果樹園での果物狩りが次々と楽しめます。


さらに、車で約10~15分の場所には、松尾芭蕉の句で有名な山寺(宝珠山立石寺)や、縁結びのご利益で知られ座禅体験もできる「若松寺」といった歴史ある名刹が位置しています。

天童では、温泉街のレンタサイクルや市内観光施設を周遊する無料の「観光駅馬車」などを利用して、山形の豊かな自然と歴史、多様な食を五感で満喫することができます。

■「景色が綺麗で快適」
これまでにAll About ニュース編集部が実施したアンケート調査では、下記のような評価が寄せられています。

「すごく景色が綺麗で快適だからです」(30代女性/兵庫県)」

「自然が豊かで癒されそう」(40代男性/千葉県)」

「雪景色を眺めながら温泉に浸かりたい」(50代男性/千葉県)」

※All About ニュース編集部が実施した「冬に行きたい温泉地」に関するアンケートより抜粋(調査期間:2026年1月14~15日、回答者250人)

この記事の執筆者: All About ニュース編集部
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