5月23日の東京9RカーネーションC(芝1800メートル=12頭立て)は、単勝1・3倍の断然1番人気に支持されたイクシード(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が上がり33秒7の末脚で、ゴール直前で差し切った。25年10月の新馬戦に続いて、2勝目を挙げた。

勝ち時計は1分46秒4(良)。

 23年度のロンジンワールドベストレースホースランキングで世界一に輝いたイクイノックスの全妹という超良血馬が、実力を見せつけた。1000メートル通過が59秒9の平均ペース。イクシードは馬群の真ん中で競馬を進めた。直線で外に持ち出し、あとは伸びるだけと思われたが、なかなかギアが上がらず。残り200メートルを切っても前3頭とは差があった。そこからがこの馬の真骨頂。グイグイと伸びて先頭をとらえ、迫るガーヴィーを首差しのいだ。ハラハラさせながらの鮮やかな勝利に、スタンドの大観衆が沸いた。

 兄の主戦も務めた鞍上のクリストフ・ルメール騎手は安堵(あんど)の表情。「まだゆるさがありますが、そのぶん伸びしろがあります。コンディションは良かったです。

馬体のパンプアップが必要ですね。距離は2000メートル以上がいいと思います」と課題を挙げながらも、ポテンシャルを高く評価した。

 イクイノックスも本格化を迎えたのは3歳秋以降。妹も同じ成長曲線をたどり、大きな舞台を目指していく。

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