老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、国民年金保険料に未納期間があると、将来もらえる老齢基礎年金がどのくらい少なくなるのかについて解説します。

■Q:国民年金保険料が1カ月未納だと、将来もらえる年金はどのくらい減りますか?
「国民年金保険料を納める必要がある480カ月のうち、1カ月、2カ月、3カ月ほど未納があると、将来もらえる年金は満額と比べてどのくらい少なくなるのでしょうか?」(匿名希望)

■A:1カ月未納があると、将来もらえる老齢基礎年金は満額より約1765円少なくなります
老齢基礎年金は、20歳から60歳になるまでの40年間、合計480カ月の加入状況に応じて年金額が決まります。2026年度(令和8年度)の老齢基礎年金の満額は、昭和31年4月2日以後生まれの人で年額84万7300円です。

このため、例えば480カ月のうち1カ月分が未納で、納付済み期間が479カ月だった場合の老齢基礎年金額は、84万7300円÷480×479で約84万5535円です。つまり、満額との差は約1765円となります。

同じように考えると、2カ月未納なら約3530円、3カ月未納なら約5295円、満額より少なくなります。

なお、経済的な理由などで保険料の免除や猶予を受けている場合は、未納とは取り扱いが異なります。免除期間は一定割合で年金額に反映されますが、学生納付特例や納付猶予の期間は、追納していない場合は年金額に反映されません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

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