『ルパン三世 PART6』は、“ミステリー”をテーマに掲げ、映像化作品多数の推理小説家でありアニメ・特撮の脚本も手がける大倉崇裕がシリーズ構成を担当。さらにオムニバスエピソードの脚本には辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえ、押井守など、小説界・アニメ界を賑わす特別ゲストが参加する、まさにアニバーサリーに相応しい豪華作品だ。
第8話のタイトルは「ラスト・ブレット」。
3年前……スコットランドの寄宿学校に通う少年・ケニーは、クラスメイトのリリーに対して、仄かな恋心を抱いていた。
だがある日、美術館での課外学習の最中、リリーが何者かに連れ去られそうになる事件が発生。そこでケニーは、リリーを陰から守る不思議な男と出会う。リリーの身を案じたホームズは、彼女を学校から引き取る決意をして……。
今回の脚本は、1967年に『ルパン三世/戦場は、フリーウェイ』(双葉文庫)でデビューし、以降ゲームブックや小説など数々のルパン小説を手掛けてきた小説家・樋口明雄が担当。本エピソードについて「もちろん全力を注いで書かせていただきました」と執筆を振り返り、ファンへ向けて「最高にクールでハードボイルドなストーリーをみなさまにお届けします! 」とメッセージを送った。