【激震】「レイシストがルールを作ってしまっている」帰化選手・...の画像はこちら >>



 ラグビー界に激震。国内最高峰リーグワンの選手規定をめぐり、大騒動が起きている。



 リーグワンは来シーズンから、純粋な日本出身選手の出場機会を増やすため、日本で義務教育期間のうち6年以上を過ごした選手らの出場枠をつくる制度を導入する。これにより、大学や社会人で日本にやってきた海外出身選手の出場機会が減る恐れが出てきた。



 そんな海外出身で日本国籍を取得したラグビー選手約30人が制度見直しを求めて、4月20日に公正取引委員会への申告と東京地裁に差し止め仮処分の申し立てを行ったことが明らかになったのだ。



 申し立てをした選手の一人で、日本代表経験があるトンガ出身の中島イシレリは次のようにぶちまけた。



「悲しい。ラグビーをやりたいだけ、日本を強くしたいだけで頑張ってきたのに。レイシスト(差別主義者)がルールを作ってしまっている」



 2019年ワールドカップ日本代表として初の8強入りに貢献した韓国出身の具智元は、「新しいルールはだいぶ厳しい。いま日本に来ているほとんどの外国出身の選手はクリアできないと思う」と実情に照らして指摘。「中学2年から日本に来てずっと頑張ってきた。悲しいというか、残念な気持ち」と語った。



 また、同2019W杯主力でニュージーランド出身のラファエレ・ティモシーは、



「(日本ラグビーのために)人生をささげている人たちに対して、こういう扱いがあっていいのか。この状況を、声を大にして周りに伝えたかった」と申し立てを行った理由を語った。



 リーグワンの新規定についてラグビーファンからも怒りの声が上がっている。



《日本代表になる実力があるのならば問題なく選出起用する事が日本という国では。日本ラグビーに失望》



《こんな規程考えた奴は追放しないと日本ラグビーに未来がないぞ。名前を出せよ》



《日本ラグビーに体を張って貢献してきた選手をないがしろにするようなことしていいのでしょうか?》



 新規定では、日本代表に多大な貢献をした選手に対する優遇措置として、日本代表キャップ30以上の選手は、これまで通りのカテゴリーでプレーできることになっているが、具智元は1キャップ足りず、中島イシレリは9キャップしかない。



 そもそも30試合以上に出場しているのはリーチ・マイケルらごくわずかな選手に限られている。



 結果的に、今回の規定は日本ラグビーに多大な貢献をした選手達を切り捨てることに。日本人選手の活躍の場を確保する、という意図は理解できるが、もう少しマシな制度設計はできなかったのか。このままだと日本は“多様性”を大事にしない国だと受け止められてしまう。リーグには規定の見直しを願う。



文:BEST T!MES編集部

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