◇春季高校野球静岡県大会▽準々決勝 聖隷クリストファー5―4磐田東(26日・ちゅ~るスタジアム清水)

 準々決勝が行われた。前日の3回戦に続き、2試合連続で延長タイブレークとなった浜松商は、東海大静岡翔洋に延長10回サヨナラ勝ち。

優勝した2019年以来、7年ぶりの4強入りを果たした。4季連続県制覇を狙う聖隷クリストファーは磐田東に3点差を逆転勝ち。そのほか、知徳、日大三島がベスト4に駒を進めた。東海切符をかけた準決勝は5月2日にしずてつスタジアム草薙で行われる。

 聖隷クリストファーのプロ注目左腕・高部陸(3年)が150キロをマークした。3―3で迎えた8回から登板し、2人目の打者への2球目。ボールになったものの、147キロだった自己最速を3キロ更新し、目指していた大台に初めて乗った。

 「体のコンディションを含めて、すべてがはまったという感じだった」。前日の静岡商戦は7回無失点9K。連投になったこの日は2回1失点も、6個のアウトのうち4つは三振で奪った。チームのピンチを救い、県内公式戦22連勝へ導いた。

 連戦での疲労の蓄積を案じていた田中公隆監督(51)は試合後に「できれば今日(26日)は高部を使わずにいきたいと思っていた」と明かした。

だが、3回までに3点を先制され、打線になかなか火が付かぬ状況の中で、切り札を切った。

 エースは左上腕をアイシングしながらも疲れた表情は見せず「今日の感触をどこかで出せたら湧いてくるものがあると思う」と前だけを見据えた。(甲斐 毅彦)

 

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