◆米大リーグ ブルージェイズ6-8ガーディアンズ(24日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)は「7番・三塁」でフル出場し、メジャー移籍後の公式戦で最長となる430フィート(約131メートル)の特大4号ソロを放ち、2点を追う9回には渡米後最速の打球速度112・6マイル(約181・2キロ)の強烈な左翼フェンス直撃打を放つなど、3打数2安打1打点2得点1四球1三振で、打率を2割2分2厘に上げた。

 快音を残して、打球はセンターバックスクリーンへ一直線に伸びていった。

揺れる本拠地のドーム。弾丸の4号ソロに観客は総立ちだ。ベンチ前で主砲ゲレロにホームラン・ジャケットを着せられ、岡本の笑顔が弾けた。

 「ちゃんと捉えることができた。ああいう打席を増やしていきたいと思います」

 飛距離は公式戦最長となる430フィート(約131メートル、※オープン戦のメッツ戦では431フィート)。3月29日(同30日)に本拠地で放ったメジャー1号を10フィート(約3メートル)上回るメジャー最長弾を放つと、9回の第4打席は渡米後打球最速となる112・6マイル(約181・2キロ)の強烈な左翼フェンス直撃打。メジャー1号の110・4マイル(約177・7キロ)を上回った。”最長飛距離&最速打球速度”を重ねた内容に「1打席目からいい入りができましたし、ああいうのを多く、少しでも毎日1本でも出せるようにやっていきたいと思います」と頷いた。

 3月は好調デビューも、4月に入って15試合連続でアーチがなく、一時は打率も1割台に沈んだ。だが、19日(同20日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦で16試合ぶりの3号を放ち、上昇の気配をみせていた。アトキンスGMも試合前に「日本にいた時ほど、コンタクト率は高くないものの、質の高い打席を重ねている。パワーもみせているし、打席での選球眼も良くなって空振りが減った」と打席内容の良化を指摘していた矢先だった。

 それを証明したのが、6回2死一塁で迎えた第3打席。初回に直球を被弾したウィリアムズは、その後、徹底した変化球攻めに切り替え、岡本はカーブ2球で追い込まれたが、しぶとくボールを見極め、7球目のスイーパーで四球を選んだ。敵軍がABS(自動ボール・ストライク判定システム)でチャレンジした際どいコースもビデオ判定は1・9インチ(約4・8センチ)低めに外れており、岡本の眼力が証明された。

 「粘って粘ってフォアボールをとることができた。ボールだと思ったけど、チャレンジされるんかと思って、ちょっとドキッとしました」と心中を明かした。

 メジャーの過酷な移動の中でも、3時間の時差がこたえる西海岸からの移動を初めて経験して迎えたこの日だが、パワーも選球眼もさえ渡り、4個のフライボールと併殺プレーに絡んだ安定の守備力も頼もしい。

 「毎日毎日必死にやっている。しっかり準備して頑張りたい」と力を込めた。

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