鹿島のFW鈴木優磨が26日、30歳の誕生日を迎えた。東京V戦(29日・味スタ)に向けた非公開練習後に取材に応じた鬼木達監督が、三十路突入となったエースを祝福した。

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 鬼木監督は「お世辞抜きに、鹿島の魂というか。そういう存在ですよね」と笑顔を見せ「彼といろいろな話をしていても、やっぱり『鹿島愛』が誰よりも強いんだなというのは感じます」と目を細めた。

 鈴木は鬼木体制1年目となった昨季、全38試合に出場し、10得点を挙げてチームの9季ぶり優勝に貢献。特別大会「明治安田百年構想リーグ」でもここまで12試合6得点とゴールを量産している。

 指揮官は「ストライカーだったら自分が点を取って勝ちたいと思うだろうところで、彼は本当にチームのために、得意じゃないポジションもやって、あの姿勢があったから優勝にたどり着いたとも思っている」と振り返り「見た目はああですけど(笑)、フォアザチームの選手ですので、30歳になっても、(その姿勢は)どんどん出してほしいですね」と語った。

 今季もFWとサイドハーフを両立している鈴木だが、鬼木監督は「もっとエゴを出してもいい」と要求しているという。

「この間も彼に伝えました。やっぱりストライカーなので。点を取ることにこだわることが大事。チームのために、でも自分を殺さずにやってほしいなと」

 誕生日ということもあり、珍しく賛辞のコメントを多く並べた指揮官だったが「素晴らしいところと、質を上げなきゃいけないところと、両方です」とエースにさらなる成長を求めていた。

 かねて「ボランチをやりたい」とぼやいている鈴木。年齢を重ねるにつれ、ポジションを下げる選手もいるが、鬼木監督は「まあ多分、無理でしょうね。

ボランチとしての質は、まだないな(笑)」とニヤリ。「冗談抜きに、試合の途中ではあるかもしれないですけどね。どうしても点を取らなきゃいけない時だったり」と含みは持たせたが、ボランチの頭数にカウントされるのは、まだまだ先の話になりそうだ。(岡島 智哉)

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