NPOフローレンスが助成金「不適切対応」で約1300万円を自...の画像はこちら >>



 NPO法人フローレンスの公金の取り扱いをめぐって不祥事だ。



 2017年に渋谷区において開設した複合保育施設「おやこ基地シブヤ」プロジェクトに関わる助成金の取り扱いについて「不適切な対応」が確認されたと、助成元の日本財団が発表した。



 日本財団が事実関係を調査したところ、以下の不適切な対応が判明したという。



・事前の相談なく担保(根抵当権)設定を行っていた
・助成対象経費の整理および算定方法の整合が十分でなかった



 とくに事前の相談なく担保設定を行っていた点については、「日本財団より厳重注意を受けました」とフローレンス側が認めている。助成額の再計算が行われ、過大となっていた約1300万円(12,845,000円)をフローレンスが自主返納した。



 なお、同施設をめぐっては昨年11月、渋谷区との手続きについても問題が指摘された。



「おやこ基地シブヤ」は渋谷区有地に建ち、建設費には渋谷区の補助金約9700万円も投じられている。同月、渋谷区議のすだケン氏がSNS上で、フローレンスが渋谷区に「抵当権」設定で承諾を得ながら、登記上は「根抵当権」が設定されていたと指摘。フローレンスは同月12日に声明を公表し、根抵当権の抹消手続きを進めた。



 今回の日本財団への返納は、この一連の対応のなかで行われたかたちとなる。



 フローレンスで長年顔役になっていた、社会起業家の駒崎弘樹氏は2025年12月末をもってフローレンス会長職を退任した。退任は同年8月に既定路線として発表されたもので、根抵当権の問題が指摘される前の決定だったが、今回のフローレンス側の声明でも名前がない。2017年当時のトップとして、問題について透明性のある説明を本人の口から聞きたいところである。



文:BEST T!MES編集部

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