千葉県民の安心安全を守る警察官の士気向上につなげようと、四街道署は、「リーゼント刑事」の愛称で知られるタレントで元警察官の秋山博康さん(65)を招いた講演会を開いた。署員約40人を前に秋山さんは「警察官の基本は正しく、強く、そして優しく」などと、長年の経験に基づく心構えを説明。
国民の安全・安心を守るという使命について「こんなにいい仕事はない」と、最前線に立つ同志たちに励ましの言葉を贈った。
 秋山さんは徳島県警捜査1課にも所属した元刑事で、定年退職するまでの42年間にわたり事件捜査などに従事。現在は犯罪コメンテーターとしてメディア出演するほか、ユーチューバーとしても活動し、防犯意識の啓発などに取り組んでいる。四街道署では昨秋に一日署長を務めた縁があり、今回の講演が実現した。
 講演で秋山さんは、トレードマークのリーゼント姿で登壇。自身のこれまでの経験を交えながら「警察官がいるからこそ治安が守られている。皆さんの姿が頼もしい」と語り、署員を激励した。
 署員の質問に答えるコーナーも設けられ「現役時代に最も解決が難しかった事件は」という質問には、2001年に発生した「徳島・淡路父子放火殺人事件」を挙げ「11年間逃げられ続け、帯状疱疹(ほうしん)が出るほど悔しい思いをした」と振り返った。「警察官を目指す若者が少ない」という質問には「現役時代に『警察官は被害者の代理人』という言葉をもらったことがある。国民を守るこんなにいい仕事はない。子どもたちも夢見る職業にしていきたい」と話した。
(佐藤楓)
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