『我々は宇宙人』は、2022年に“才能が潰されない世の中”を目指して誕生した映画レーベル・NOTHING NEWによる初の長編アニメーションだ。これまで世界10以上の国際映画祭に選出された『NN4444』や、中編作品として異例のスマッシュヒットを記録した『〇〇式』、「ベルリン国際映画祭」にて国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した『チルド』など、わずか4人の制作チームが生み出してきた作品群に続く最新作となる。
物語の舞台となるのは、平成の日本のとある田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼は小学3年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎と出会い、親友になる。彼ら2 人だけの時間を重ねる中で確かにあった日常は、やがて少しずつ歪み始める。
暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、翼はその変化に気づきながらも何もできないまま、取り返しのつかない出来事を迎えてしまう。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」。はたして、その一言に込められた意味とは。ノスタルジーと不穏さが交錯する、唯一無二の青春ミステリーが描かれる。
企画・脚本・監督を務める門脇康平は、YOASOBI「優しい彗星」などを手掛ける29歳の新鋭だ。東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCMのディレクションを経てアニメーション作家として活動してきた門脇は、写実的な美しさと物語の必然性を両立させる独自の表現で注目を集める。
本作では、キャラクターに近い子役を起用し、実際のシーンと近い状況で実写のプレビズ撮影を行うなど、従来の手法にとらわれないアプローチによって圧倒的な映像体験を創出した。
「第79回カンヌ国際映画祭監督週間」への正式出品が発表され、世界から熱視線を集めている本作だが、このたび新たに「アヌシー国際アニメーション映画祭2026」の長編コンペティション部門への選出が決定した。「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、1960年に創設された世界最大規模かつ最も歴史あるアニメーション映画祭として知られ、毎年世界中から選び抜かれた作品が集結する。
中でも本作が選出された長編コンペティション部門は、グランプリにあたるクリスタル賞をはじめとした各賞を競う最高峰の舞台であり、日本作品ではこれまで『紅の豚』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『夜明け告げるルーのうた』などが最高賞を受賞してきた。
この発表を受け、門脇監督は「アヌシー国際アニメーション映画祭は、一つ大きな憧れの舞台でした。今年の長編コンペティション部門に選んで頂けたことを最初に知った時は驚きで実感がなかなか持てなかったのですが、次第に喜びが込み上げました」と喜びを語り、「映画祭を通じて、1人でも多くの方にこの作品が届くことを願っています」とコメントを寄せた。
「アヌシー国際アニメーション映画祭2026」は、現地時間2026年6月21日から27日にかけて開催される。カンヌに続き、アヌシーへ。本作が世界の舞台でどのように受け止められるのか、今後の展開から目が離せない。
以下、コメント全文掲載
門脇康平監督
アヌシー国際アニメーション映画祭は、一つ大きな憧れの舞台でした。
今年の長編コンペティション部門に選んで頂けたことを最初に知った時は驚きで実感がなかなか持てなかったのですが、次第に喜びが込み上げました。
大学時代に自主制作で作り方も何もわからない中、独学でアニメを作り始め、アヌシーに漠然と憧れていた時から10年。
映画祭を通じて、1人でも多くの方にこの作品が届くことを願っています。
【作品クレジット】
タイトル:『我々は宇宙人』
英題:『We are Aliens』
公開日:2026年劇場公開
企画・脚本・監督:門脇康平
キャスト:坂東龍汰 岡山天音 ※W主演
音楽:Yaffle
企画・製作・制作:NOTHING NEW
協力:MIYU PRODUCTIONS
(C)NOTHING NEW, MIYU PRODUCTIONS
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