米Anthropicは4月17日(現地時間)、実験的・先端的な開発を担うAnthropic Labsの新製品「Claude Design」を発表した。

Claudeと連携し、プロンプトからデザインやプロトタイプ、スライド、ワンペーパー資料といったビジュアル成果物を生成できるツールである。
Anthropicは、デザイナーが自由に試行錯誤できる環境を提供するとともに、デザインの専門知識を持たない人でも視覚的なアイデアを具体化できる手段になるとしている。想定用途として、インタラクティブなプロトタイプの制作、製品のワイヤーフレームやモックアップの作成、デザイン方向性の探索、ピッチデックや企業向けプレゼンテーションの作成、マーケティング素材の制作などを挙げている。

Claude Designはリサーチプレビューとして、ClaudeのPro、Max、Team、Enterpriseプラン向けに段階的に提供されている。利用可能な使用枠はプランによって異なる。Enterpriseプランでは初期状態でClaude Designが無効化されており、管理者が有効にする必要がある。

Claude Designは、Anthropicが4月16日に発表した新モデル「Claude Opus 4.7」を基盤として動作する。Opus 4.7はコーディングや視覚理解、複雑なマルチステップ作業などで性能を高めたモデルであり、Claude Designでもその視覚理解能力を生かす。

Claude Designでは、ユーザーが作りたい内容を文章で伝えると、まずClaudeが初期案を生成する。その後は対話に加え、特定要素へのインラインコメント、直接編集、調整用スライダーなどを用いて細部を詰めていく。

企業向け機能としては、生成物を自社ブランドに沿って出力しやすくする仕組みを備える。オンボーディング時に企業のコードベースやデザイン資料を読み込ませることで、色やタイポグラフィ、UIコンポーネントを含む独自のデザインシステムを構築できる。Webキャプチャーツールを用いて、既存Webサイトの要素を取り込むことも可能である。


完成したデザインは組織内で共有し、共同編集できるほか、PPTX、PDF、HTML形式での出力に対応する。Canvaへの書き出しも可能である。さらに「Claude Code」へ引き継ぐハンドオフ機能も備えており、デザイン作成から実装フェーズへの移行を円滑に進められる。
編集部おすすめ