ソニー生命保険は4月21日、「社会人1年目と2年目の意識調査」の結果を発表した。調査は2026年3月4日~3月10日、2026年春(4月)から働き始める社会人1年生、または、就職してから1年が経つ社会人2年生で20~29歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

○初任給の使いみち

社会人1年生(500名)に、初任給はどのようなことに使いたいか聞いたところ、「貯蓄に回す」(29.8%)が最も高くなり、「生活費(食費など)に充てる」(23.0%)、「自分にちょっと良い物を買う」(22.4%)、「親をご馳走につれていく」(21.0%)、「親への贈り物を買う」(19.4%)が続いた。

次に、社会人2年生(500名)に、初任給はどのようなことに使ったか聞いたところ、「貯蓄に回す」(28.2%)が最も高くなり、「自分にちょっと良い物を買う」(23.8%)、「生活費(食費など)に充てる」(23.0%)、「友人と飲み会・食事会を楽しむ」(20.6%)、「美容・ファッションに使う」(16.2%)が続いた。

社会人1年生と2年生の回答を比較すると、社会人1年生では「親をご馳走につれていく」が21.0%と、社会人2年生(14.0%)と比べて7.0ポイント高くなった。

○自身の初任給の額に不満か

自身の初任給の額に満足か、不満か聞いたところ、「満足」は62.4%、「不満」は37.6%となった。

年次別にみると、「不満」と回答した人の割合は、社会人2年生では42.0%と、社会人1年生(33.2%)と比べて8.8ポイント高くなった。1年間働いてみて、実際の業務量と初任給の額が見合っていないと感じた人が少なくないようだ。

年次・男女別にみると、「不満」と回答した人の割合が最も高くなったのは社会人2年生の女性(46.0%)、最も低くなったのは社会人1年生の男性(28.0%)だった。

"初任給40万円以上"の就業条件や就業環境について、魅力的に感じるか、魅力的には感じないか聞いたところ、「魅力的に感じる」は69.5%、「魅力的には感じない」は30.5%となった。

年次・男女別にみると、「魅力的に感じる」と回答した人の割合は社会人2年生の女性(72.4%)が最も高くなった。

○社会人1年目にプライベートな付き合い・交際にかかったお金

社会人2年生(500名)に、社会人1年目の生活で、プライベートな付き合い・交際にかかったお金を聞いたところ、かかった金額の平均は、全体では214,610円、男性では207,685円、女性では221,535円だった。

過去5年間の調査結果と比較すると、かかった金額の平均は、2022年170,068円→2023年213,448円→2024年202,990円→2025年193,693円→2026年214,610円と推移し、今年は昨年からは20,917円の増加となり、過去5年間で最高額となった。物価上昇が続き、交際費等の支出も増加していると考えられる。


○社会人1年目に貯蓄した金額

社会人2年生(500名)に、社会人1年目の生活で貯蓄した金額を聞いたところ、「10万円未満」(26.2%)や「50万円~100万円未満」(14.8%)、「100万円~200万円未満」(14.8%)に回答が分かれ、平均は56万円だった。

昨年の調査結果と比較すると、社会人1年目の生活で貯蓄した金額の平均は2025年52万円→2026年56万円と、4万円の増加となった。

○30歳時点の目標貯蓄額

次に、全回答者(1,000名)に、30歳時点の目標貯蓄額を聞いたところ、社会人1年生では「1000万円~2000万円未満」(20.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「100万円未満」(14.6%)や「500万円~600万円未満」(14.4%)にも回答がみられ、平均は874万円。社会人2年生では「100万円未満」(22.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「500万円~600万円未満」(14.8%)や「1000万円~2000万円未満」(16.4%)にも回答がみられ、平均は1038万円となった。

社会人2年生の30歳時点の目標貯蓄額について、昨年の調査結果と比較すると、目標貯蓄額の平均は、2025年1012万円→2026年1038万円と、26万円の増加となった。

○30歳時点の目標年収

全回答者(1,000名)に、30歳時点の目標年収を聞いたところ、社会人1年生では「500万円~600万円未満」(26.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「300万円~400万円未満」(17.6%)や「400万円~500万円未満」(13.6%)、「1000万円以上」(11.2%)に回答が分かれ、平均は666万円だった。

社会人2年生では「500万円~600万円未満」(22.4%)に最も多くの回答が集まったほか、「300万円~400万円未満」(14.8%)や「400万円~500万円未満」(18.6%)、「1000万円以上」(13.6%)に回答が分かれ、平均は722万円だった。平均をみると、社会人2年生では722万円と、社会人1年生(666万円)と比べて56万円高くなった。

社会人2年生の30歳時点の目標年収について、男女別にみると、平均は男性855万円、女性588万円となった。

昨年の調査結果と比較すると、男性では2万円の減少(2025年857万円→2026年855万円)となったのに対し、女性では45万円の増加(2025年543万円→2026年588万円)となった。

また、過去の調査結果と比較すると、平均は全体では2017年436万円→2026年722万円と286万円増加し、2017年の調査開始以来最も高い金額となった。

男女別にみると、男性では2025年(平均857万円)、女性では2024年(平均588万円)と同じ水準となった。


○「出世したいと思わない」社会人1年生・2年生の4割半

全回答者(1,000名)に、将来、どの役職まで出世したいか聞いたところ、「課長」が13.1%、「部長」が21.7%、「役員」が13.0%、「社長」が8.0%で、合計した「出世したい(計)」は55.8%となり、「出世したいと思わない」は44.2%だった。

年次別にみると、「出世したい(計)」は社会人1年生では59.4%、社会人2年生では52.2%、「出世したいと思わない」は社会人1年生では40.6%、社会人2年生では47.8%となった。

また、年次・男女別にみると、社会人1年生の男性では「出世したい(計)」が70.0%と他の層と比べて特に高くなった一方、社会人2年生の女性では「出世したいと思わない」が55.2%と他の層と比べて高くなった。

出世したいと思わない人(442名)に、出世したいと思わない理由を聞いたところ、「ストレスを抱えたくない」(29.9%)が最も高くなり、「プレッシャーが重い」(29.4%)が続いた。管理職に就くことで精神的な負担感が増すということを懸念している人が多いようだ。次いで高くなったのは、「責任が増える」(28.3%)、「プライベートの時間が減る」(26.0%)、「自分には向いていない」(24.4%)だった。

男女別にみると、男性では「ストレスを抱えたくない」(24.4%)と「プライベートの時間が減る」(21.6%)がTOP2、女性では「プレッシャーが重い」(36.8%)と「責任が増える」(36.1%)がTOP2となった。

年次・男女別にみると、社会人1年生の男性では「プライベートの時間が減る」(25.3%)、社会人2年生の男性では「ストレスを抱えたくない」(24.8%)、社会人1年生の女性では「プレッシャーが重い」(36.7%)、社会人2年生の女性では「責任が増える」(37.7%)が1位となった。

○職場での行動、社会人として「アリ」か「ナシ」か

全回答者(1,000名)に、職場での行動について、それぞれ社会人として「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うか聞いたところ、「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする」では「アリ」は61.4%、「ナシ」は38.6%と、肯定派が多数となった。

年次別にみると、「アリ」は社会人1年生では64.8%と、社会人2年生(58.0%)と比べて6.8ポイント高くなった。

生成AIによる生成物をそのまま使用する」では、「アリ」は42.8%、「ナシ」は57.2%と、否定派が多数だった。

年次別にみると、「アリ」は社会人2年生(45.8%)が社会人1年生(39.8%)より6.0ポイント高くなった。
年次・男女別にみると、社会人1年生では、「アリ」と回答した人の割合は男性(45.6%)と比べて女性(34.0%)が11.6ポイント低くなった。

「上司より先に帰る」では、「アリ」は74.4%、「ナシ」は25.6%となった。年次・男女別にみると、「アリ」は社会人2年生の男性(69.6%)では7割にとどまった。 

「自分の仕事が残っていても定時で帰る」では、「アリ」は54.5%、「ナシ」は45.5%となった。年次別にみると、「アリ」は社会人2年生では57.6%と、社会人1年生(51.4%)と比べて6.2ポイント高くなった。

年次・男女別にみると、社会人1年生の女性では「ナシ」(52.4%)が多数派となった。

「会社の飲み会よりプライベートを優先させる」では、「アリ」は74.2%、「ナシ」は25.8%となった。年次・男女別にみると、「アリ」は社会人2年生では、男性(66.8%)が女性(77.2%)より10.4ポイント低くなった。 

○「完全出社」と「完全テレワーク」選ぶならどっち

全回答者(1,000名)に、「完全出社」か「完全テレワーク」か、どちらか一方の働き方を選ぶならどちらを選ぶか聞いたところ、「完全出社」は61.7%、「完全テレワーク」は38.3%となった。

男女別にみると、「完全出社」と回答した人の割合は、男性では66.6%と、女性(56.8%)と比べて9.8ポイント高くなった。

○先輩に言われたらやる気を奪われるセリフ

全回答者(1,000名)に、先輩社会人に言われたら、やる気が奪われてしまうセリフを聞いたところ、「この仕事向いてないんじゃない?」(20.5%)が最も高くなり、次いで、「もういいよ、別の人にお願いする」(18.0%)、「なんでできないかな?」(15.4%)、「やる気ある?」(15.2%)、「私が若いころは○○だったのに」(14.2%)だった。適性を疑われたり、能力を強く否定されたりする言葉が、社会人1年生・2年生のやる気を奪ってしまうようだ。


年次別にみると、社会人2年生では「ちゃんと考えたの?」(社会人1年生10.4%、社会人2年生16.8%)が社会人1年生より6.4ポイント高くなった。他方、多くのセリフで社会人1年生のほうが社会人2年生より割合が高くなった。

○仕事のモチベーションが上がるとき、下がるとき

全回答者(1,000名)に、どのようなときに仕事のモチベーションが上がるか聞いたところ、「新しいスキルが身につく」(21.9%)が最も高くなり、僅差で「先輩・上司に努力を認められる」(21.6%)、「先輩・上司に褒められる」(20.5%)が続いた。自身の成長の実感や、先輩や上司からの評価で意欲的になる人が多いようです。以降、「仕事よりプライベートの予定を優先できる」(17.4%)、「先輩・上司が丁寧に教えてくれる」(17.3%)となった。

男女別にみると、「先輩・上司に努力を認められる」は男性(17.8%)より女性(25.4%)が7.6ポイント高くなった。

反対に、どのようなときに仕事のモチベーションが下がるか聞いたところ、「理不尽な叱責を受ける」(25.3%)が最も高くなり、「些細なミスを執拗に責められる」(21.5%)、「仕事が忙しくプライベートな時間を確保できない」(21.3%)、「時代遅れのルール・慣習に縛られる」(21.0%)、「先輩・上司の指示がコロコロ変わる」(20.8%)が続いた。

男女別にみると、「理不尽な叱責を受ける」(男性21.4%、女性29.2%)や「仕事が忙しくプライベートな時間を確保できない」(男性17.8%、女性24.8%)、「先輩・上司の指示がコロコロ変わる」(男性16.2%、女性25.4%)は男性より女性が5ポイント以上高くなった。

○社会人1年生・2年生の生きがい

全回答者(1,000名)に、自身にとっての"生きがい"を聞いたところ、1位「趣味・レジャー」(39.2%)となり、次いで、2位「貯金・資産運用」(25.2%)、3位「友人との交流」(23.1%)、4位「自分磨き」(19.5%)、5位「家族・ペット」(17.0%)となった。

昨年の調査結果と比較すると、2025年調査では2位となっていた「友人との交流」(2025年30.4%、2026年23.1%)は、2026年調査では割合が7.3ポイント下降し、順位は3位となった。

○目標にしたい先輩のイメージに合う有名人

目標にしたい先輩のイメージに合う有名人を聞いたところ、男性有名人では1位「大谷翔平さん」、2位「鈴木亮平さん」、3位「木村拓哉さん」となった。

男女別にみると、男性回答では1位「大谷翔平さん」、2位「木村拓哉さん」、3位「小栗旬さん」「二宮和也さん」「鈴木亮平さん」となり、女性回答では1位「鈴木亮平さん」、2位「大谷翔平さん」「櫻井翔さん」だった。


女性有名人では1位「天海祐希さん」、2位「有村架純さん」、3位「水卜麻美さん」、4位「北川景子さん」、5位「綾瀬はるかさん」「石原さとみさん」だった。

男女別にみると、男性回答・女性回答ともに1位は「天海祐希さん」となり、男性回答では2位「綾瀬はるかさん」「水卜麻美さん」「有村架純さん」、女性回答では2位「北川景子さん」、3位「有村架純さん」だった。

○一緒に頑張りたい同期のイメージに合う有名人

一緒に頑張りたい同期のイメージに合う有名人を聞いたところ、男性有名人では1位「目黒蓮さん」、2位「佐野勇斗さん」「大谷翔平さん」となった。

男女別にみると、男性回答では「大谷翔平さん」、女性回答では「佐野勇斗さん」と「目黒蓮さん」が1位だった。

女性有名人では1位「橋本環奈さん」「今田美桜さん」、3位「芦田愛菜さん」となった。

男女別にみると、男性回答では1位「今田美桜さん」、2位「橋本環奈さん」、3位「芦田愛菜さん」「広瀬すずさん」、女性回答では1位「芦田愛菜さん」、2位「畑芽育さん」、3位「橋本環奈さん」「有村架純さん」となった。
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