中国からの橋本への警戒心は高まるばかりだ(C)Getty Images

 卓球女子日本代表として世界選手権団体戦(英国・ロンドン)に出場した橋本帆乃香は、大舞台で強烈なインパクトを残した。金メダルを懸け中国と対戦した決勝で、第3試合に登場し見事に白星を飾った。

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 自身初出場となる世界選手権団体戦で橋本は、ファイナルの舞台でも高いポテンシャルを発揮。日本に貴重な勝利をもたらしている。今回のチームで最年長となる27歳のカットマンは、中国の若手、蒯曼をその独特のスタイルで翻弄し、3-1でゲームを制した。長いラリーでは正確なレシーブで相手のミスを誘い、さらにチャンスと見るや強打を叩き込みポイントを奪う戦術を徹底、ゲームを通して主導権を渡さなかった。

 かねてより強豪中国勢に対する強さが注目を集めていた中で、この大会でも、前評判通りの結果を残した。早田ひな、張本美和とともに決勝を戦い惜しくも金メダルこそ逃したが、この試合を境に橋本の評価はさらに高まったと言えるだろう。

 中国国内でも、橋本のスキルを大きな脅威と捉える反応が上がっている。ポータルサイト『捜狐』では、その戦いぶりについて、「以前の印象では、カットマンは主に守備で粘り、相手のミスを待つタイプだった。だが、橋本帆乃香は違う。彼女のカットは守りではなく“仕掛けるためのカット“だ」などと分析する。

 さらに、攻撃面の特徴もフォーカスし、「従来のカットマンはチャンスを待って反撃するスタイルであり、得点率は通常20%前後。しかし橋本は『攻守一体』のシステムを構築しており、反撃時の得点率は41%、統計によっては驚異的な61%に達する」と指摘。

 同メディアは、今回の試合結果により、蒯曼は橋本に対し3連敗を喫したと説きながら、「橋本帆乃香は、試合を通じて広範囲を動き回りながら、ほとんどミスを犯さなかった。その守備の安定感は驚異的であり、団体戦において『簡単に失点しない』ことが、相手に大きな心理的圧力を与えていた」などと試合内容を振り返っている。

 世界の頂点を争う舞台でも橋本は、改めてその強さを証明した。日本女子の中心選手として、今後のさらなる飛躍にも期待が高まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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