ブラウン氏は「貢献できることを楽しみにしている」と語った(C)Getty Images

 長年にわたってF1を主軸に活躍してきたロス・ブラウン氏(71)が、オートバイの世界選手権モトGPのプラマック・レーシングに非常勤取締役として加入することになった。今後は戦略アドバイザー格としてチームオーナーのパオロ・カンピノティ氏をサポートしていく。

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 ブラウン氏はイギリス出身で四輪モータースポーツの世界に50年近く携わり、F1のベネトン、フェラーリ時代にはテクニカルディレクターを担い、ミハエル・シューマッハーの名参謀として活躍した。2007、08年とホンダF1チームのチーム代表を務めたほか、09年に同チームを継承したブラウンGPではジェンソン・バトンをワールドチャンピオンに導き、コンストラクターズタイトルと合わせて2冠を獲得した。最近ではF1の運営母体で17~22年の6年間にわたってマネジングディレクターとして活動した。

 プラマック・レーシングはヤマハのマシンで戦うチームだが、過去にはホンダ、ドゥカティのサテライトチームとしても参戦。2023年にはチームタイトルを獲得した。日本人では原田哲也、玉田誠も所属していた。

 同チームはブラウン氏の加入を「モーターサイクルレースの最高峰カテゴリーにおける我々の体制がさらに強化される。彼の見地、知識、そして勝者のメンタリティーはチームの継続的な成長と発展に大きく貢献してくれると信じている」とコメント。ブラウン氏もチームを通じて「モータースポーツとは常時、人、チームワーク、継続的な改良によって成り立っている。パオロとチームを支援し、自分の経験が役立つ場面で貢献できることを楽しみにしている」と語った。

 モトGPは来季からスペアバイクの廃止を検討しているという。F1もかつては「Tカー」と呼ばれるスペアカーへの乗り換えが許された時代はあったが、コスト削減策の一環として2008年から禁止となった。

現行で1000㏄のエンジン排気量は来季から850㏄に縮小され、大きな変革の時期となる。

 ブラウン氏にとって二輪レースは門外漢ながら四輪最高峰のF1で培った抱負な知識と経験を還元していく。新天地でもご意見番として幅を広げていくことになるようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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