交流戦未勝利と苦しい戦いが続く新井監督(C)産経新聞社

 新井広島は交流戦に入って未だ未勝利と苦しんでいる。

 先週は育成から支配下となった名原典彦が躍動した姿を見せたが、交流戦のチーム打率は12球団ワーストの.185と苦しむ。

【交流戦まさかの0勝6敗】苦しむ広島『勝ちたいなら指導者がハッキリ指導しないと…』このままだと選手の価値まで下がる?パ唯一負け越しの楽天が浮上するには何が必要?

 ここから浮上するためには何が必要か。球界内からも考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6月2日に自身のYouTubeチャンネルに「【交流戦まさかの0勝6敗】苦しむ広島『勝ちたいなら指導者がハッキリ指導しないと…』このままだと選手の価値まで下がる?パ唯一の負け越しの楽天が浮上するには何が必要?」と題した動画を更新。広島の苦戦に独自の見解を語っている。

 交流戦が始まり、ロッテ、ソフトバンクの2カードを6戦全敗となったチームには「かみあわないのが1番」とチーム状況がちぐはぐと指摘。

 戦力的にも「けして弱いとは思わない」「けして力がないとは思わない」としながら、「それをまとめるとか しっかり指導ができているのかというところがある」と話しながら目を向けたのは週末のソフトバンクとの戦い内容にもあった。

 「例えば、勝てるチームって左バッター、無死一、三塁で必ず右方向」に持っていくとしながら、一方で広島においてはカード2連敗で迎えた5月31日のゲーム、3点を追う8回無死一、三塁の好機に持丸泰輝がレフト方向に犠飛で1点を返すのがやっとだった。 

 こういったシチュエーションで「ソフトバンクのバッターたちはたまたま左にいくことはあるけど、全部引っ張る 徹底してるよな」とチーム打撃がしっかりできているとした。

 元々「広島はそういうチームだった しぶといし 泥臭いし」とチーム打撃も含め、足をからめるなどこつこつ取り組み、粘り強く戦えるチームだったとしながら、現在の状況には「さみしいよね」とぽつり。

 ほかにも「佐々木泰 どうするんだ? 中村(奨成)また落ちた」と5月19日に1軍再昇格し、再び2軍落ちとなった中村に関して目を向けるなど、期待の若手がポジション含め、なかなか定着できないこともチームの苦境を現しているとした。

 新井貴浩監督にとっても就任4年目とまさに勝負を賭ける年となっている。本来であればチームは世代交代を進め、イキのいい若手が多く活躍できる土壌を整えるはずがなかなか思い描いた形には到達していない。

高木氏も“新井野球”が見えないとしながら、「野球の進め方とか浸透させないと無理だよ」とコーチ陣含め、一丸となって向かっていく姿勢が必要とした。

 シーズンもまだ90試合以上残す。このまま沈むわけにはいかない。選手たちの意地にも期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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