NEWSの増田貴久が、ミュージカル『20世紀号に乗って』(2024年3月12日より上演)の主演に決定。珠城りょう小野田龍之介上川一哉、渡辺大輔、戸田恵子らと共演する。



【写真】共演には珠城ら5人の実力派が集結 ミュージカル『20世紀号に乗って』

 原作は、1932年にチャールズ・ブルース・ミルホランドが書き下ろした戯曲で、1934年にはアメリカで映画化。その後、原作と映画をもとに1978年にはブロードウェイでミュージカル化。トニー賞5部門を制覇し、2015年には初演以来40年ぶりにリバイバル上演、トニー賞のリバイバル作品賞にノミネートされるなど、ブロードウェイ・ミュージカルの金字塔ともいえる名作。

 日本では1990年に初演、2019年には宝塚歌劇団でも上演された作品で、この度5年ぶりの日本での上演となる。演出を務めるのはクリス・ベイリー。

 舞台は世界恐慌を脱出した1930年代初頭のアメリカ。
やり手のブロードウェイの花形プロデューサーだったが、現在多額の借金を抱えている主人公のオスカー・ジャフィは、自身が大女優に育て上げた元恋人のリリー・ガーランドを再び自分が手掛ける舞台に立たせようと目論む。

 主役のオスカーを演じるのは、NEWSとしての音楽活動をはじめ、舞台・ドラマ・バラエティ番組への出演と幅広く活躍する増田。海外ミュージカル初挑戦となった『ハウ・トゥー・サクシード』では、歌唱力と表情豊かなダンスで好評を博し、演出を手掛けたクリスは「一生懸命でまじめに取り組む方。ユーモアのセンスたっぷりにキャストを引っ張ってくださり、優雅に座長を務めている」と絶賛。

 増田は本作について「作品の元々のファンの方にも、今回初めて観てくださる方にも、いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の『20世紀号に乗って』を届けたいですし、この作品はコメディなので、何も考えず笑って、楽しい時間を過ごしてもらいたいです」とコメントを寄せている。

 また共演には、ヒロインのリリー役に珠城、オリバー・ウェッブ役に小野田、オーエン・オマリー役に上川、ブルース・グラニット役に渡辺、レティシア・プリムローズ役に戸田と、実力派が集結する。


 ミュージカル『20世紀号に乗って』は、東京・東急シアターオーブにて2024年3月12日~31日、大阪・オリックス劇場にて4月5日~10日上演。

 ※コメント全文は以下の通り

<コメント全文>

■増田貴久(主演/オスカー・ジャフィ役)

『ハウ・トゥー・サクシード』のチームとまたご一緒できると聞いて、作品名を聞く前から「やりたい!」と即答してしまいました(笑)。前回がとても楽しかったので今からワクワクしています。

クリスとは『ハウ・トゥー・サクシード』で2回ご一緒して以来となります。前回演出の中で、ある曲の振付を実際に自分で踊って見せてくださったことがあって、見ていたキャストもスタッフもスタンディングオベーションするくらい素晴らしかったことがすごく印象に残っています。かわいらしくてかっこよくて、そんなクリスに少しでも近づきたいと、実演してくださったところを撮影して何度も見返していたことも思い出します。


この作品は、すごく長い間愛され続けていてこれまでにたくさんの方が演じてきた作品だと思います。作品の元々のファンの方にも、今回初めて観てくださる方にも、いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の『20世紀号に乗って』を届けたいですし、この作品はコメディなので、何も考えず笑って、楽しい時間を過ごしてもらいたいです。ぜひ劇場に笑いに来てください!お待ちしています。

■クリス・ベイリー(演出・振付)

増田さんをはじめとする才能あふれる日本のキャストの皆さんと新たなプロダクションでご一緒できることがとても楽しみです。日本が創作活動をするのに素晴らしい場所である理由はたくさんありますが、(ご飯が美味しいという事以外でも!)特筆すべきは役者たちの創作活動に対する情熱です。彼らは言葉を単に英語から日本語にするだけではなく、アメリカン・ミュージカル・シアターのエッセンスを取り入れながら日米両国の歴史/文化的背景を汲み取り、作品として成立させていきます。
そういった部分もお楽しみいただきたいです。

前回来日した『ハウ・トゥー・サクシード』からしばらく経ちましたが、増田さんは確実にこの作品に楽しさと輝きを与えてくれると期待しています。彼の豊富な経験、才能、技術によって私たちはオスカー・ジャフィという役の本質やユーモアをみつけていくプロセスを存分に楽しんでいけると思います。私は彼から溢れ出すエネルギーを感じられる稽古場での時間が恋しいです。疲れ知らずのエネルギーや、作品への向き合い方は大変素晴らしく模範的でカンパニーを牽引してくれました。また、前作ではたくさんのダンスを見事にこなしましたので、今回の作品でも彼のダンススキルを存分に発揮できる瞬間をできるだけ見つけていこうと思います。


観客のみなさまには今回の全く新たなショーを通して増田さんの新たな一面をお楽しみいただきたいです。私たちは皆さんを驚かせ、笑わせ、単なる列車の旅以上のものにできると思います。そしてすべての素晴らしい列車の旅のようにチケットを手に取って、旅を楽しみ、ショーが始まる時とは全く違う素晴らしい場所に連れていけることを願っています。