日本サッカー協会は15日、北中米W杯(日本時間6月12日開幕)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。けがが懸念されたDF冨安健洋(アヤックス)は26人枠に滑り込んだ。

3月の英国遠征は辞退となっていたため、代表活動参加は24年6月のW杯アジア2次予選以来となる。

 冨安は所属先を通じ「たくさんの⼈に⽀えられてきたからこそ今の⾃分がいます。ワールドカップという舞台に⽴ちたくても⽴てない選⼿もいる中で、選出してもらったこと、そこに責任を感じながら⽇本のサポーターの為にプレーします。楽しむことを決して忘れず、⽇本の⽬標である優勝に貢献できるよう、今僕が持っている全てを出し切ります」とコメントを出した。

 冨安は3月14日にスパルタ戦で664日ぶりの公式戦先発。以降も復帰と離脱を繰り返している状況だが「(時間限定の)ピンポイントでも、我々の戦力になり得る状態だと見極めた時は招集したい」とコメントしていた森保一監督が“ゴーサイン”を出した。

 唯一無二の能力を持つ冨安の起用法には、注目が集まる。先発を争う立ち位置の選手としてカウントするのか、あるいは守備のスーパーサブとして、試合終盤のピッチの強化役を担うのか。起用ポジションを含め、本人のコンディションをにらみながら、チームにとっての最善策を吟味していくことになるだろう。

 世界基準のポテンシャルを持ち、センターバックとサイドバックの両方を高水準でこなす冨安の復帰により、チームの戦い方のオプションが増えることは確実。25年7月のアーセナル退団後に約5か月間の無所属期間も経験した絶対的主力が、再び日の丸のユニホームに袖を通す。

 ◆冨安 健洋(とみやす・たけひろ)1998年11月5日、福岡市博多区出身。

27歳。中学から福岡の下部組織で育ち、高3の16年にトップ昇格。18年1月にベルギー1部シントトロイデン、19年7月にイタリア1部ボローニャへ移籍し、21年8月にアーセナル加入。25年7月の契約解除で無所属となり、同年12月にアヤックス入り。21年東京五輪、22年カタールW杯出場。代表通算42試合1得点。187センチ、84キロ。右利き。

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