4月25日スタートのドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)で主演を務める木村拓哉が、クランクインを迎えた。併せてビジュアル第1弾が解禁された。



【写真】強風にさらされた高所に設けられた足場に降り立つ木村拓哉

 テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作では、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が、刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索。まるで先の読めない手に汗握るサスペンスと、スリリングかつ心に染み渡る人間ドラマが交錯する壮大な物語を紡いでいく。

 ビジュアル第1弾では、壮大な橋の上―まばゆい光が差し込む向こう岸に向かって、何かを投げる狩山。彼が投げているものは何なのか? そして、「きっと、たどりつく―」というキャッチフレーズからも感じられる狩山の強い意志と、彼が目指す場所とは…。印象的なシルエットショットの中にドラマの核心を凝縮したビジュアルとなっている。

 さらに今月、ドラマ本編の撮影も始動。
物語のカギとなる橋のシーンで、主演・木村がクランクインの日を迎えた。この日はまさかの強風に加え、雨やひょうも時折襲ってくる悪天候に見舞われてしまったが…。

 スタッフも思わずたじろぐ壮絶な環境の中、ドンと構えて先陣を切ったのは木村。この日のファーストカットの場所は橋の側面、それも高所に設けられた足場。容赦なく強風にさらされてしまう。しかし、木村は一切ためらうことなく、ひょいっと足場に降り立ち、撮影チームを鼓舞。
撮影はついに始まった。

 途中、風速16メートルもの強風&雨のため、撮影は一時中断。しかし木村の意欲がそがれることはなく、撮影中断中のインタビューでも「地域にお住まいの方々に多大なご協力を賜っている以上、何としても必要なものはちゃんと撮影しないといけない。悪天候で厳しい状況ではありますけど、お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か。『早く1カット、1カットを重ねていきたいな』というテンションを保てています」と目を輝かせた。

 すると、空から日が差してきて…。
「雨が上がった! 現場に戻ります!」と、すがすがしい表情で撮影を再開した木村は、数々の迫力あるシーンで熱演。その熱き思いに応えるかのように、夕方には美しい虹も出現し、キャスト・スタッフ一同、感無量のクランクインとなった。

 テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ 『Believe-君にかける橋-』は、テレビ朝日系にて4月25日より毎週木曜21時放送(初回拡大スペシャル)。

 木村のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■木村拓哉(狩山陸役)

――物語の鍵となる橋のシーンで、クランクインを迎えました。今のお気持ちはいかがですか?

 この地域にお住まいの方々にとって生活の動線となる橋にお邪魔し、多大なご協力を賜っている以上、何としても必要なものはちゃんと撮影しないといけないなと思っています。
悪天候で厳しい状況ではありますけど、お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か。「早く1カット、1カットを重ねていきたいな」というテンションを保てています。今後の撮影でも、その日やるべきことを全力でやりたいと思っています。

――『Believe-君にかける橋-』、そしてご自身が演じる狩山陸に対する思いをお聞かせください。

 橋の建設現場で生き生きとした時間を過ごしていたはずの登場人物が、なぜか刑務所に収容されるという流れの物語なので、衣装合わせでもベルトすら通してはいけない衣装が何着もあったんです。「こんなにテンションが上がらない衣装合わせは初めてだな」と思いましたね(笑)。
と同時に、「この衣装を身にまとう期間を経た後、狩山の中でどんな時間が流れていくのかな」と、ますます興味が湧いてきました。そこは台本を読み進めていくにつれ、徐々に見えてくると思うので、僕も楽しみにしながら撮影に参加しようと思っています。