水川あさみが主演する7月期のドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系/毎週金曜22時)の追加キャストとして、筒井真理子、和田正人、渡辺大、渡辺いっけい、加藤雅也の出演が発表された。

【写真】高岡早紀、丸山智己、曽田陵介も参戦! 『笑うマトリョーシカ』

 早見和真の同名小説をドラマ化する本作は、水川演じる主人公の新聞記者・道上香苗が、櫻井翔演じる若き人気政治家・清家一郎と、玉山鉄二演じる有能な秘書・鈴木俊哉を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンス。



 筒井が演じるのは、道上の母・道上香織。原作には登場しないドラマオリジナルのキャラクターで、明るく前向きな“肝っ玉母ちゃん”。和田は、香苗の元夫で公務員・旗手健太郎役。1年前に香苗がつかんだあるスクープが家族も巻き込むスキャンダルに発展し、やむを得ず離婚している。渡辺大が演じるのは、清家の後援会会長を務めている佐々木光一。清家を生徒会長に担ぎ上げて以来、鈴木と共に清家を支えている。豪快で友達思いの熱い人物。しかしその裏に何かを秘めているようでもある。

 筒井は出演に際し、「ドラマが進むうちに彼女(香織)がどう変わっていくのか、どういう存在として物語に食い込んでいくのか、とても楽しみです」、和田は「どんな仮面の裏側でも、産まれたばかりの赤子のような純白な心が存在していてほしい。そんな願いを抱きながら、子どもを持つ父親という役柄をまっすぐに演じていきたいと思います」、渡辺大は「オンエア中はぜひ片時も目を離さず、人間観察をしてみてください」とそれぞれコメント。

 また、渡辺いっけいは、香苗の父・道上兼高役に。香織と同じくドラマオリジナルのキャラクター。
過去に“ある事件”を追っており、最近になって取材を再開したが、不審な交通事故死を遂げる。加藤が演じるのは、清家の実父で官房長官を務めた経験もある有力代議士・和田島芳孝役。清家が初出馬した際に応援演説をしたこともあるが、親子であることは長年隠されていた。そして、1年前にがんで亡くなっている人物。

 渡辺いっけいは、「香苗を演じる水川あさみちゃんが無事に真実へと辿り着くまで、天国から熱く熱く見守りたいと思います」、加藤は「物語の進行にスパイスのきいた存在になれるよう、皆様の記憶に残るキャラクターを演じたいと思います」と語っている。

 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』は、TBS系にて7月期に毎週金曜22時放送。

 ※道上兼高の「高」は「はしごだか」が正式表記。

<コメント全文>

■筒井真理子

私が演じるのは真相に向かって突き進む記者の道上香苗を見守る母親・香織です。一癖も二癖もある個性的な人物が絡み合うドラマの中で、香織はある意味で一般的な市民感覚の持ち主ですが、その“普通な視点”によって、対照的に周りの人たちの異質な存在感を更に浮かび上がらせることができるのではないかと思っています。

香苗の父の兼高は新聞記者として社会を糾弾していましたが、不慮の事故でこの世を去りました。娘の香苗も同じ記者の道を進むことは母としてうれしくもあり、また、危険が隣り合わせであることに複雑な心境も抱いています。香織は原作にはない役です。
ドラマが進むうちに彼女がどう変わっていくのか、どういう存在として物語に食い込んでいくのか、とても楽しみです。

■和田正人

人間は、状況に応じた仮面を器用に使い分けて、まるで役者のように演じながら、自らの本質を隠し続けて生きているのかもしれない。出逢ってきた友達も、そばにいる家族も、もしかしたら僕自身も。安易にそんなことを想像してしまい、ゾッとする気持ちを抱きながら、原作小説の世界に引き込まれていきました。どんな仮面の裏側でも、産まれたばかりの赤子のような純白な心が存在していてほしい。そんな願いを抱きながら、子どもを持つ父親という役柄をまっすぐに演じていきたいと思います。

■渡辺大

人は自分の意志で生きているのか、生かされているのか。家族、親友、恋人、はたまた神の意志か。原作を読み終わった後に、自問自答を繰り返してしまいました。ドラマを見た方も、きっとそんな疑問を抱えてもらえると思います。オンエア中はぜひ片時も目を離さず、人間観察をしてみてください。

■渡辺いっけい

命を落とす役は今までに何度も演じてきましたが「オープニングでいきなり…」というのは初めてです。
その壮絶な最期を無事に撮り終えた今、僕の演じる道上兼高の意志は主人公である娘・道上香苗に引き継がれました。香苗を演じる水川あさみちゃんが無事に真実へと辿り着くまで、天国から熱く熱く見守りたいと思います。頑張ってねあさみちゃん! 櫻井クンも玉山クンも何だか怪しいぞ。十分気をつけてー!!

■加藤雅也

有能政治家がもし誰かの操り人形だったら!? この視点で書かれた小説はとても興味深く、「このドラマに出演したい!」と率直に思いました。私の演じる和田島芳孝は小説にはほとんど描かれていないので、自由度が高いキャラクターです。物語の進行にスパイスのきいた存在になれるよう、皆様の記憶に残るキャラクターを演じたいと思います。

編集部おすすめ