約16年前、2008年1月期に放送されたドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』(日本テレビ系)が、今月よりAmazon Prime Videoで配信がスタートしている。本作は、超お人よしの借金を抱えた大学生が、同じように借金を負う仲間と返済に悪戦苦闘しながら、お金とは何か、お金より大切なものは何かを見出すオリジナルストーリーの社会派コメディ。
【写真】『貧乏男子 ボンビーメン』本作きっかけで結婚したビッグカップルも キャストの現在
■小栗旬
友人のために借金をしてしまうほどの超お人よしな主人公・小山一美を演じた小栗は、放送スタート時26歳。2000年代にドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)、『花より男子』(TBS系)などの学園ドラマを中心に人気を馳せ、世代トップ俳優に登りつめていた小栗は、今作が記念すべき初の主演連続ドラマだった。その後も活躍を続け、一昨年2022年には主演を務めた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)が大絶賛を受けた。
私生活では、本作で共演したことをきっかけに交際がスタートしたモデル・女優の山田優と、2012年3月に結婚。2人の間には4児が誕生している。昨年には、所属事務所トライストーン・エンタテイメントの2代目代表取締役社長に就任している。
■八嶋智人
結婚詐欺に遭い600万円の借金を作ってしまう警察官・引田修三を演じたのは八嶋智人だった。放送スタート時37歳。2000年代にドラマを始め、人気バラエティ番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』(フジテレビ系)で司会を務めるなど、すでに人気者だった八嶋。最近では、本人役で出演したドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が大きな話題になった。私生活では、舞台共演をきっかけに女優の宮下今日子と結婚。
■山田優
買い物依存症で借金する女、中原未海を演じた山田優は、放送スタート時23歳。すでに雑誌「CanCam」(小学館)の人気モデルとして蛯原友里、押切もえらと共にカリスマ的な人気を博していた。前述のとおり、この作品をきっかけに小栗と結婚。2020年12月末、22年間所属したアワーソングスクリエイティブを退社し、以降は個人事務所を立ち上げる予定としている。
突然の別れに日本中が涙した人気若手俳優も
■三浦春馬
一美のバイト先の後輩で、向かいに引越してくる白石涼を演じたのは、三浦春馬さん。放送スタート時17歳。三浦さんは本作放送後、2011年に『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で月9ドラマ初主演。2015年には2部作となった映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』で主演を務めている。数多くの映画やテレビドラマへの出演と並行して、舞台でも活躍。2015年には『地獄のオルフェウス』で大竹しのぶと共に主演し、翌年はブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』でも主演を務めている。2020年7月に急逝。
■ユースケ・サンタマリア
物語のキーマンで、金貸しを趣味とする伝説の元ホスト、小栗演じる一美に無理難題をふっかける“オムオム”こと尾武村賢三郎を演じたのはユースケ・サンタマリア。放送スタート時37歳。すでに当時『踊る大捜査線』(フジテレビ系)シリーズなどでの俳優業のほか、『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)ほかバラエティ番組への出演で人気を博していたユースケ。現在は『ナゼそこ?』(テレビ東京系)でMCを務めているほか、公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』にも出演している。
私生活では、2004年に一般女性と結婚するも、2018年に離婚。「令和にどうしても持ち越したくない」という理由から2019年にこれを公表している。2022年9月には再婚が報じられ、自身もメディアの直撃インタビューに対して前向きに答えていた。
■上地雄輔
オムオムの舎弟、“テルテル”こと照山修司を演じたのは上地雄輔だった。前年の2007年から『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)に出演して、「おバカタレント」としてブレイクし、つるの剛士・野久保直樹と共に「羞恥心」として歌手デビューも果たしていた上地。続く2009年3月には「遊助」名義で自らが作詞した「ひまわり」でソロの歌手デビューも果たし、これまでにシングル34曲、アルバム13作を発表している。2015年に一般女性と結婚し、3児の父親でもある。