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「田んぼ」のこと、あなたはどれだけ知っていますか

       
以前、コネタでイナゴの話を書いたことがある。

昔、海のない長野では、イナゴなどの虫が貴重なタンパク源として食べられていたのは、よく知られた話。私たちが子どもの頃にはすでに、親世代しか食べない存在になっていたが、食べないまでも「田んぼでのイナゴとり」は大好きな娯楽だった。
また、昔はイナゴだけでなく、畦でセリを採っておひたしにしたり、ヨモギをとって母親にお餅を作ってもらったりもした。ドジョウやフナをとったこともある。
でも、今は田んぼでイナゴがとれなくなってきているし、魚もあまりいない。セリもヨモギもずいぶん減っている。昔の「田んぼの風景」が変わってきているのは、寂しい限りだ。
そんな「田んぼ」の様々な役割を、30年もの年月にわたって調査し、まとめた本が、11月に刊行されたという。

『田んぼの不思議』(小峰書店)。著者は、神奈川大学大学院で民俗学を研究している安室知(やすむろ・さとる)先生だ。
なぜこの本を? 担当編集者に聞いた。

「きっかけは、数年前に、お世話になっていたある研究者の先生から、この本の著者の安室知先生をご紹介いただいたことでした。『田んぼではコメもとれる。コイもドジョウもウナギもとれる。冬にやってくるカモはカモ鍋になる。畦道でつくるダイズは味噌に、アズキは赤飯になる』、こんなお話を最初にうかがったとき、何かとてもおいしそうな話だなぁと感じました」

そんな素朴な思いが先に立っていたものの、編集作業が進むにつれ、「自分がいかに田んぼのことを知らなかったか」を痛感させられたのだと話す。

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2014年1月29日のコネタ記事

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