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ラストの曲は、京アニ近くの河原で泣きながら思いつきました――映画『聲の形』音楽・牛尾憲輔インタビュー

――たしかに決して多くはないですね。

牛尾 ……実はあの曲は「いつか山田尚子監督と組めることがあったら使いたい」と思って何年もあたためていた曲なんですよ。

――今回、劇伴をオファーされる前から、というか、面識ができる前からですか?

牛尾 ……はい(笑)。引きますよね。その、元のバージョンというのが、サントラのdisc2の19曲目「your silent portrait」で、それを今回のために作り直したんです。
 あの夜の橋の上のシーンで将也と硝子が物語の根幹をなす内容の会話をしているときに、山田監督は、ふたりが見上げているわけでもない空を映して、そこを飛んでいる旅客機のカットを入れますよね。
 つまり空の上には地上にいる彼らと同じ質量の人生が何百倍もある、ということを示唆している。だけどそれは彼らを突き放しているんじゃなくて、「今まで気づかなかったかもしれないけど、外にはやさしい世界があるよ」「あたたかい人生があるよ」という作品なんですね。そういう視点を監督も持っていたし、僕も持っていたから、あの曲がハマったんじゃないかなと思っています。

春の光/a shape of light


――最後の文化祭で鳴る、この映画のハイライト「lit(var)」については?

牛尾 みんなの顔についていた「×」がとれて、「lit(ver)」の前半でドーンと将也の世界が広がったあと、そのあとのアレンジをどうしたらいいかわからなかったんですよ。それで困って山田監督に「どう思います?」って相談したんです。そうしたら「勤めているスタジオの近くに河原があって、私はそこで気づいたことがありました」と言われたので、京都アニメーションさんまで行ってみたんです。...続きを読む

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