Amazon Echo Dot」を購入しました!
もはや説明は不要だと思いますが、「Amazon Echo」とはAIアシスタント「Alexa」を搭載したAmazon製のスマートスピーカーです。音声操作で音楽を聴いたりスケジュールを確認したりできます。


今回の記事では音声ショッピングの方法と使い心地を紹介。音声認識で買い物をするのは、どれほど便利なのか体験してみます。

声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 


Amazon Echoは現在4種類が販売中!!


Amazon Echoは2014年に米国で発売され、現在はタッチスクリーン付きの「Echo Spot」やスマートホーム・ハブを内蔵した「Echo Plus」を含む4種類が販売されています。
その中でも最もお手頃な価格(5,980円)で購入できるコンパクトタイプの「Echo Dot」を選びました。

AlexaはSiriとどう違う?


声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 

AlexaはiPhoneに入っているSiriと同じく「音声アシスタント」と呼ばれるものです。
買う前は「Siriとどう違うの?」と思っていましたが、最大の違いはAmazon Primeと連携した音声ショッピングやPrime Musicの再生ができることです。音声ショッピングなどを利用するためには月額400円(年間プランでは3900円)のAmazon Prime会員である必要がありますが、Amazon Echoを使いこなすためには、Prime会員であることはほぼ必須と言えます。
声や受け答えのクオリティ自体には大きな差は感じませんでした。

「スキル」の追加で色々なことができる


Alexaには「スキル」と呼ばれる(スマートフォンでいうアプリのような)機能が備わっており、ほしい機能を拡張できます。たとえば「ニュースは何?」と聞くとNHKニュースを読み上げる機能が最初から備わっているのに加えて、スマートホームや路線検索・料理のレシピなど多種多様なスキルを追加できます。
AmazonでAlexaスキルというカテゴリがあるので、気になる方はその中から検索してみましょう。

今回は数ある機能の中から音声ショッピングを使ってみました!

Amazon Echoを使って音声ショッピングしてみた


声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 

声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 

声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 


「Amazon Echo」を使った音声ショッピングは驚くほどカンタンでした。

手順は、
 1.Alexaアプリをダウンロード
 2.設定から「音声による商品の注文」をONにする
 3.1-Click設定(クレジットカード情報と住所)を入力する
 4.誤注文を防ぎたい場合は確認コードを入力する

その後「Alexa、〇〇が欲しい」と話しかければ購入についてのやり取りが始まります。

やり取りの流れは、以下のようになっています。
 1.「〇〇がほしい」と伝える
 2.「〇〇をお探しですね?」とAlexaからの確認
 3.該当する商品名の候補・Amazonでの価格・お届け予定日を伝えた上で購入するか確認
 4.確認コードをAlexaに伝える(アプリ上で設定している場合のみ)
 5.注文が送信され、価格とお届け予定日を再確認してくれる


「コーヒーが欲しい」など商品のジャンルを伝えると「Amazon’s Choice」から提案してくれます。
Amazon's Choiceとは公式で「Amazon's Choiceは、すぐに発送ができて、評価が高く、お求めやすい価格の商品をおすすめします」と説明されている、いわばAmazonお墨付きの商品です。
やや割高で高品質な商品が多いイメージですが、レビューなどで左右されるようです。

コーヒーなどのジャンルが広い商品はインスタントなのか豆なのか、液体なのかどのぐらい入っているのか、何本なのかなどを一度で聞き取らないといけないので音声ショッピングで買うには不向きに感じました。

具体的に買いたい商品が決まっている場合は、ハッキリと商品名を伝えましょう。商品名を言うと検索結果の一番目から読み上げて「購入しますか?」と尋ねてきます。「はい」と答え(確認コードを設定している場合はコードの読み上げ)ると購入の送信が完了します。「いいえ」と答えると検索結果を順番に読み上げていきます。
Alexaとのやり取りはアプリ上に残っているので、聞き逃したりやり直したい場合はアプリを開きましょう!

音声ショッピングって怖くない?


声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 

音声ショッピング自体はアプリからオフにできますし、確認コードを設定することで勝手に買われる心配も減らせます。ただし4桁の数字がアプリに表示されているので身内なら簡単に突破できそう。

うまくいかなかったこと


ここまで高機能なAlexaでも少しうまくいかないことがあったので合わせてご紹介します。

・洋楽など、英語の曲名をうまく聞き取ってもらえない
・長い本のタイトルは商品名として聞き取れない場合がある

英語は発音の問題だと思いますが、Oasisの「Don't Look Back In Anger」をかけてほしいときに似たタイトルの別の曲がかかることがありました。

長いタイトルは商品名ではなく文章として認識されるのかもしれません。ビジネス書の「3ヶ月の使い方で人生は変わる」や「死ぬこと以外かすり傷」などは何度言い方を変えても認識されませんでした。これはAlaxaが認識できる言い方を知って、伝え方を考えないといけないのかもしれません。


すべてを音声で済ませるのはまだ難しいですが、アプリ上で見られる履歴に対して「音声フィードバック」というものがあり、Alexaにうまく伝わったかどうかを答えておくことで自分の伝え方を学習していってくれるので今後に期待です!
声だけの買い物は本当に便利?Amazon Echoの音声ショッピングを体験してみた 


まとめ


言いたいことを100%聞き取ってくれたり、知りたいことをすべて教えてくれるわけではありませんが、Kindle本やニュースの読み上げ・BGMの開始など些細な操作を音声で行えるのはかなり便利です。
僕まだ知らない機能がたくさんありそうなので、これから使っていくのが楽しみです。

(橋本ナオキ)
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