レビュー

今の仕事のポジションや進め方にモヤモヤしているとき、あなたはそれを上司に伝えるだろうか。おそらく多くの人が「忙しい上司の時間を取らせるのは申し訳ない」「言ったところで変わらないだろう」「やる気がないと思われて評価を下げられるのではないか」などと感じ、自分の心の中にしまい込んでしまうのではないだろうか。


しかし本書によれば、上司に適切にリクエストを伝えてこそ、自分の理想のキャリアは実現できるという。人事コンサルタントである著者・難波猛氏は本書について、「そうした『モヤモヤ』を抱えながら働いている人たちが、自分のキャリアを『会社任せ』や『運任せ』にせず、納得できる形で主体的にデザインしていくための考え方と、そのために欠かせないスキルである『ボスマネジメント』についてお伝えする一冊です」と述べている。
本書の核となるのは、「上司にマネジメントされる」のではなく「上司をマネジメントする」という逆転の発想である。傾聴・質問・承認・フィードバック・リクエストといった具体的な技術を通じて、上司との良好な関係性を築きながら、自分の望むキャリアを実現するための視点が提示される。
ボスマネジメントの技術がなければ、あなたのキャリアは「運ゲー」になってしまうかもしれない。受け身のキャリアから脱却し、主体的にキャリアを切り拓きたい人にとって、本書は新たな選択肢を示してくれる一冊である。

本書の要点

・ボスマネジメントとは、上司と誠実に対話を重ね、Win-Winの関係を築きながら、自身の人生や環境をより良くしていくスキルである。
・上司との対話においては、キャリアの現状を可視化できる「WILL/MUST/CAN」のフレームワークが有効だ。
・ボスマネジメントの具体的なスキルには、傾聴・質問・承認・フィードバック・リクエストの5つがある。



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