大正製薬は2026年4月23日、全国の20業種815社の10代~70代の17万3208人を対象とした「現代人の疲労とキャリアに関する調査」結果を発表した。

週に4回以上、前日夜に疲労ケアを「している」は28%

調査では、「週に4回以上、前日夜に疲労ケアをしているか」を聞いたところ、「している(ストレッチ、入浴、運動、食事、サプリメント、睡眠、サウナ等)」は28%、「していない」が72%となった。

週4回以上の疲労ケアをしている層としていない層それぞれに、「朝、慢性的に疲労を感じているか」について聞いたところ、ケア習慣がある層では32%が「感じる」と回答したのに対し、ケア習慣がない層では71%にのぼった。

今回の調査では、睡眠をとったにもかかわらず、前日の疲れが抜けずに翌朝まで残ってしまっている状態を「朝の持ち越し疲労」とするが、ケア習慣のある人のほうが「朝の持ち越し疲労」感が少ない傾向が見られた。

朝に慢性的な疲労を感じていないと「優先順位付けが優れ、処理能力も早い」

朝、慢性的に疲労感を感じている層と感じていない層それぞれに、「集中力の継続時間と業務開始90分間のタスク完了数」を聞いた。その結果、集中持続時間は、「持ち越し疲労あり」とする層は34分、「疲労が少ない」とする層は52分と、約1.5倍長かった。また、業務開始90分間のタスク完了数も23%多いという結果になった。

「一日あたりの労働時間」を聞く質問では、「持ち越し疲労あり」とする層は9.1時間、「持ち越し疲労なし」とする層は8.2時間と、差が見られた。大正製薬は「朝に慢性的な疲労を感じていない人は、優先順位付けが優れ、処理能力も早い。疲労を感じる人に比べて始業後90分以内で重要業務を終える割合が2.4倍多く、月平均残業は11時間少ない」としている。

昇進スピードや年収への影響は

疲労ケアを行う層の管理職比率は41%で、非ケア層は24%という結果も出た。大正製薬は「疲労ケアをして朝に慢性的な疲労を感じない人は、疲労感がある人よりも初回昇進が1.6年早く、管理職への抜擢比率は1.7倍高い。自らのコンディションを管理し、安定したパフォーマンスを発揮できると、疲労感がある人よりも早い昇進・昇格につながっている」と指摘する。

年収面でも、疲労ケアを行う層と非ケア層で差が見られた。

大正製薬は「疲労ケアをしている年収500万円層は、同じ会社・同在籍年数・同年代・同じ職能間で単年年収差が14万円あり、5年間で平均126万円の差が開く。年収700万円層では単年差は19万円で、5年間で平均177万円の差が開く傾向にある。また、年収1000万円に到達している人の割合は、朝の疲労がない人は疲労感が強い人の2.7倍」としている。

調査は2017年9月~2026年1月、クロスリバー社が協力し、Webアンケートおよび対面ヒアリングで行われた。全国の20業種815社、10代~70代の17万3208人を対象とした。<J-CASTトレンド>

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