放送中の木村拓哉(51)主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)。5月23日放送の第5話は世帯平均視聴率9.8パーセント(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録した。

木村が演じるのは大手ゼネコンに所属する設計者。橋の建設現場での崩落事故で“無実の罪”を被り、逮捕されることに。ガンを患い余命1年と宣告された妻(天海祐希・56)のもとに変えるため、脱獄を試みるというストーリーだ。

初回視聴率は11.7パーセントと好調な滑り出しだったが、第2話は10.1パーセント。第3話は9.6パーセントと停滞気味。しかし、“視聴率男”と呼ばれた木村なら巻き返しも十分にありえるだろう。

では、これまでの木村主演の連続ドラマで特に人気があるのはどの作品なのだろうか?本誌は20歳以上の男女500人にアンケートを実施。木村主演連続ドラマについて、「好きだった/面白かった作品」を調査した。

3位に選ばれたのは23年4月期放送の『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。スペシャルドラマとして放送された『教場』『教場II』の前日譚である同作。木村演じる刑事指導官・風間公親が新人刑事の教育に当たっていた時代が描かれ、新垣結衣(35)、染谷将太(31)ら新人刑事を演じたキャストの豪華さも話題に。さらには18年から病気療養のため芸能活動を無期限休止していた坂口憲二(48)も出演。

9年ぶりにドラマ復帰が注目を集めた。

スペシャルドラマ同様、白髪で挑んだ木村。監督を務めた中江功氏は当初「やらないよね?」とまさか木村が白髪にするとは思っていなかったというが、木村は「やります」と回答したという。また、新人刑事に「残念ながら君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。それにサインをして持ってきてくれ」と突き放す冷酷な役柄のため、木村は共演者とあえて会話をしなかったとも明かしている。

「視聴していて面白いと思ったから。特に教場ではキムタクの迫力が凄かった。」
「ミステリーな感じが好きだったし、今まで見たことがないような役の木村拓哉さんだったから良かった」
「視聴していて面白いと思ったから。特に教場ではキムタクの迫力が凄かった。」

2位となったのは’01年1月期放送の『HERO』第1シリーズ(フジテレビ系)。続編ドラマや劇場版なども制作されるなど驚異的な人気を得た。

特に魅力的だったのが、木村演じる検察官・久利生浩平と検事事務次官・雨宮舞子(松たか子・46)の掛け合い。型破りで自由奔放な久利生と生真面目な雨宮のちぐはぐなコンビが、次第に距離が縮まり“名コンビ”として視聴者を楽しませた。

また、木村が劇中で着用していた茶色のダウンジャケットが爆発的に売れるという現象も。実はこのダウンは木村が私服で着ていたものだといい、『HERO』のロケが寒かったため着たまま撮影したという裏話が明かされている。

「松たか子とのコンビのやり取りが軽快で面白いから」
「通販好きの検事が面白かったし、皆それぞれ個性的な人物で楽しかった。配役、ひとりひとりが存在感ありでクセが強くてワクワクしながら見てました。真面目でもあり、ウイットにも富んでいたし毎週楽しみでした。」
「検事らしくないダウンジャケットにGパンのキムタクがかっこよかった」

そして1位となったのは、’96年4月期に放送された『ロングバケーション』(フジテレビ系)。山口智子(59)とのW主演で、平均視聴率は29.6パーセントを記録。久保田利伸(61)が歌った主題歌『LA・LA・LA LOVE SONG』もミリオンセラーを記録するなど社会現象となった。

結婚式当日に婚約者に逃げられたモデルの南(山口)と同居することになったピアニストの瀬名(木村)。シャイでちょっとダサい年下男子という役柄のため、プロデューサーとともに木村はダサいファッションを相談したという。しかし木村の人気のあまり「何を着ても流行る」という現象が。そのためか、アンケートでは“おしゃれ”という声が続出していた。

「文系な雰囲気があっていて、大人しそうな感じが良かった。

ピアニストという役どころが良かった。山口智子や竹野内豊など共演者の役どころも良かった。」
「山口智子さんとの雰囲気が素敵で会話も洒落ていたから。」
「木村拓哉さんも山口智子さんも大好きだし、高校生だったのでドンピシャ世代でした。 ピアニストもモデルも自分にはない世界だったけど、何もかもがオシャレで憧れました。 友達関係からの恋心も自分と重なる部分があり凄く面白かった。」

数々の名作ドラマで時代を創ってきた木村。『Believe』にも期待がかかる!

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