「人にはいろんな顔があるとは思っていましたが、信頼している人の意外すぎる一面を知った時って想像以上に動揺するもんなんだなと知りました」

 そう話す佐藤ゆいさん(仮名・38歳)は、義父宛ての荷物をうっかり開封してしまったことから義父の秘密を知ってしまい、ドン引きしてしまいました。

始まりは“義父宛ての荷物”が頻繁に届くようになったことだった

 ゆいさんは11年前、夫と結婚。顔合わせのときから義父母とは馬が合い、結婚から5年経った頃、二世帯住宅を建てて同居をし始めました。


「私は自分の家族と仲が良くなくて、家庭内はいつも殺伐としていました。変わっているかもしれませんが、明るくてサバサバしている義父母のほうが実の両親より心を開けたので、『この人たちの介護ならしてもいい』と思い、同居を決意したんです」

 二世帯住宅は完全分離型ではなく、1階と2階で生活スペースを分ける形でした。同居後、義父母は干渉してこず、ほどよい距離で共働きのゆいさん夫婦をサポートしてくれたそう。そのため、同居生活を送る中で不満を感じることはありませんでした。

 ただ、2025年10月頃から急に、義父宛ての配達物が急増。共に70代の義父母は「残り少ない人生を楽しみ尽くす」と宣言し、一緒に外出する機会が増えたため、夫よりも早く帰宅するゆいさんが置き配を受け取ることが多く、荷物の急増に気づいたのです。

「最初は日用品でも頼んでいるのかなと思っていましたが、毎週3~4回、義父宛ての荷物が届くようになって。さすがにおかしいと思い、夫に相談しました」

義父宛ての荷物の送り主を見た夫が赤面! そのワケとは?

義父宛ての荷物をうっかり開封!→中から出てきた“大量のアレ”...の画像はこちら >>
 事情を話すと、夫も心配になったよう。「送り主から中身が推測できるかもしれないから、次に受け取ったときには伝票をスマホで撮影してほしい」と頼まれました。

 ゆいさんは言われた通り、義父母たちの留守中に受け取った荷物の送り主の欄を撮影。しかし、それを見た途端、夫は赤面。「これは……その……」と口ごもったのです。

「訳が分からなかったので、『はっきり言って!』と伝えました。
そしたら、アダルトグッズを購入したときに記される送り主だと言われたんです」

 アダルトグッズは家族に中身がバレないよう、荷物にまったく関係がなさそうな送り主が記されることがあるもの。義父の配達物には、そのカモフラージュが施されていたのです。

「まさか、そんなものだとは思わなかったので夫から聞いてビックリしました。普段の義父からは、想像できないものでした」

 こんなにもアダルトグッズを注文するのは異常なのでは……。ゆいさん夫妻は心配になり、本人に忠告するか話し合いました。しかし、言いづらさもあり、結局しばらくは様子を見ることに。

「介護職の友人から、『歳を重ねると、そういう欲への執着心が逆に強くなることもある』という話を聞いたことがあったので、アダルトグッズで解消できているのなら、それはそれでいいんじゃないかなとも思ってしまいました」

義母はどう思っているのか聞いてみると…

 しかし、その後も義父宛ての荷物は止まらず。送り主も毎回、同じところでした。義母は大量に届く義父の荷物を、どう思ってるんだろう……。そう思い、ゆいさんは義母に「最近、お義父さん宛ての荷物が多いね。何買ってるんだろうね」と尋ねたそう。

 すると、「さあ? 毎回、すぐ自分の部屋に持って行っちゃうから中身は知らない。あの人は多趣味だから、趣味に関するものじゃないかな。
残りの人生を思いっきり楽しもうとしてるのかもね」と笑ったそう。それを見て、ゆいさんは胸が締め付けられました。

「もし、自分が同じ立場で夫の購入品がアダルトグッズだったら私は許せません。趣味に使っていると思ってたのに……と怒りや悲しみがこみあげてくると思いました」

 義母の気持ちを知ったことにより、ゆいさんは「義父の秘密は、自分たち夫婦の胸に留めておこう」と決意。夫にも義母の気持ちを話し、「お義母さんを悲しませたくないから、このまま見て見ぬフリしよう」と伝えました。

うっかり義父宛ての荷物を開封!その衝撃的な中身とは

義父宛ての荷物をうっかり開封!→中から出てきた“大量のアレ”に悲鳴。夫にも義母にも言えなくてツラい
悩む女性
 ところが、数日後、思わぬハプニングが……。その日、スキンケア用品が届く予定だったゆいさんは帰宅後、仕事の疲れもあり、宛名を確認せず置き配を開封。

 すると、女性用の下着とその下着を身に着けた女性の写真が出てきて、思わず悲鳴を上げました。慌てて宛名を確認すると、その配送物は義父宛てだったそう。

「てっきり、成人向けのDVDなんかを買っていると思っていたので、予想を上回る中身にビックリしたし、気持ち悪さも感じてしまって……」

 開封したことがバレないよう、梱包をし直したものの、段ボールに残ったテープを剥がした痕を誤魔化すことはできず……。そこで、勇気を出して義父を自分たちの居住スペースに呼び、配達物を渡しました。

「どうやって女性用の下着を購入しているのか、違法性はないのかと気にもなったので、それも尋ねたんです」

 すると、義父は気まずそうな顔で下着を素早く受け取り、「専門のオークションサイトで購入してるから、違法性はない。
気持ち悪い思いをさせて悪かった」と謝罪。服の中に下着を隠し、足早に自室へ戻っていきました。

 その後、ゆいさんは義父が話したことは本当なのかを確かめるため、専門のサイトをネット検索。セクシー女優の下着を売っているオークションサイトがあることや想像以上に購入者が多い現実を知り、驚いたそうです。

「義父も、そのひとりなんだと思うと気持ち悪くて、話すことも嫌になってしまいました。夫にも言いづらくて、未だに義父の秘密をひとりで抱え込んでいます」

 信頼していた義父の意外な顔を知ってしまった、ゆいさん。彼女は今も、複雑な気持ちのまま義父宛ての配達物を受け取っています。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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