原子力委によると、処理水が排出された8月24日以降、日本の排出状況や国際原子力機関(IAEA)の監視情報などを厳密に把握し、農業部(農業省)や海洋委員会と協力して、海水サンプル14件と海産物76件を採取し、トリチウムとセシウムの濃度の検査を行ったという。
処理水の海洋放出について、政府は省庁の垣根を越えた協力により、科学的かつ専門的な監視と評価、国際基準に沿った厳格な監視、国民の安全と健康の確保を原則に、日本の排出状況の把握や監視強化、情報の公開などを実施していると強調。また毎週最新の情報を提供しているとして、国民に安心するよう呼びかけた。
(曽智怡/編集:齊藤啓介)