大阪でよく見かける激安スーパー「玉出」。1円セールなどでおなじみだが、値段だけでなく個性的な品揃えにも一見の価値アリ。

そんなスーパー玉出が2026年4月25日、新たに「新世界店」をオープンした。

なんと偶然にも、記者の自宅から徒歩で行ける距離にあるという。これまでJタウンネットで数多くのスーパー玉出お惣菜をレビューしてきた記者にとって、運命としか思えない朗報だ。

「これは行くしかない...!」

さっそく取材を申し込み、オープン当日の店舗へと向かった。

巨大なデジタルサイネージが目を惹く、スーパー玉出 新世界店の外観。スーパー玉出といえば派手な装飾でお馴染みだが、新世界店はこれまでになくスタイリッシュで斬新な眩しさだ。

大阪のシンボル・通天閣からは目と鼻の先。日夜、観光地として賑わいを見せるスポットである。ここで目立つためには、確かにそれ相応の派手さは必要だろう。

事前のプレスリリースによると、新世界店は"買う・食べる・楽しむ"体験を提供する、「スーパー玉出初体験型スーパー」だという。

いったい、中はどうなっているのか。早速突入だ!

イメージキャラクターの赤井英和さんが登場!

――の、前に。この日はオープン記念イベントとして、様々な企画が催されていた。

まずはオープニングの挨拶。左から、スーパー玉出のイメージキャラクターに就任した元プロボクサーで俳優・タレントの赤井英和さん、スーパー玉出の運営会社「フライフィッシュ」の代表取締役社長・湯本正基さん、スーパー玉出新世界店の店長・楠俊彦さんが登壇している。

3人からそれぞれ、スーパー玉出や新世界店への熱い思いが語られた。

そして、待ちに待った開店時間、午前10時。赤井さんによるゴングと共に、晴れてスーパー玉出 新世界店がオープンした。

そのまま赤井さんは、長蛇の列を作る来店客に直接買い物かごを渡しながら、店内へと案内する。早速、記者も店内に入ってみよう。

まず出迎えてくれたのは、スーパー玉出のオリジナル商品コーナー。「玉出ハイボール」(税込206円)や「玉出酒(日本酒)」(税込1,340円)、「玉出のおいしいカレー 知らんけど。」(税込み429円)が並んでいる。

開店から15分ほどで入店したが、オープン記念に用意されていた「おたのしみ袋」はすぐに完売していた。

まずは1階を探検

次に目に入ったのは、お土産コーナー。観光スポットの店舗だからか、関西のお土産が豊富に取り揃えられている。特に抹茶味のお菓子が多く、この売り場の裏側は一面が緑の商品で覆われていた。

お次はカップラーメンのコーナー。他の店舗でもカップラーメンの品ぞろえは充実しているスーパー玉出だが、新世界店では「ご当地ラーメン食べ比べ」が楽しめるようになっている。

日本のご当地はもちろん、人気の中華料理である「酸辣湯麺」まで用意されていた。

こちらは、記者が楽しみにしていたお惣菜コーナー。お弁当やお寿司、パンなどがずらりと並んでいる。

中でも目を惹かれたのが、新世界店限定の「極!!海鮮丼」(2138円、以下税込み)。もはやお店でも食べられそうな価格だが、外国人観光客には嬉しい商品ではないだろうか。

レジ前には、スーパー玉出のオリジナルグッズが並んでいる。お馴染みのTシャツ(1740円)やエコバッグ(228円)のほか、ハンカチ(528円)やサンダル(550円)、さらにはゴルフボール(1408円)といったニッチな商品も。ファングッズとしては、どれもお手頃な価格だ。

2階で待っているのは...

2階へ上がると、まずは果物コーナーが広がっている。マンゴーは社長の湯本さんがタイで直々に買い付けたものだそうで、社長自ら来店客に商品をプレゼンする姿も。そんな特別奉仕商品はもちろん、1ケース5000円以上のイチゴなど高級なプレゼント用フルーツも取り扱っていた。

2階のドリンクコーナーのラインアップは、なんと半分以上がお酒。これぞ酒飲みの町・新世界らしい光景だ。

奥へ進むと、新世界店の目玉でもあるイートインが登場。オープン初日はイベントのため半分を封鎖していたが、平常時ならば20人以上は座れそうなほどスペースにゆとりがある。

せっかくなので、このイートインで玉出メシを楽しんでみるとしよう。

巨大ハンバーガーに大阪ならではのプリン

題して『出張玉出メシ』のコーナー!今回購入したのは、新世界店の名物として登場した「玉出バーガー」(税込918円)。ケーキでも入っているのかと見紛うほどの巨大な容器に、某ビッグなハンバーガーも怯んでいること間違いなし。

フタを開けてみると、とんでもない高さのハンバーガーが登場。

パティやトマト、レタス、ベーコンなどが、バンズの間で幾つもの層を成している。真ん中にはつまようじが刺さっており、辛うじてバランスが保たれていた。

さて、どのように食べようものか⋯。

とりあえずかぶりつこうと試みるものの、大きすぎて全く口に入らない。仕方なく、上下に分けながら食べ進めていくことに。

ソースはチーズ風味で、素材を生かしたシンプルな仕上がり。特に野菜のフレッシュさが際立っていた。

大満足で完食した頃には、手と口がトマトの汁でベトベトに⋯。

そんな事態に備えてか、イートインにはバッチリ水道が設置されている。ここで玉出バーガーを食べるときは、ぜひ後先考えず豪快に楽しんでほしい。

お次も新商品の『玉出プリン』(オープン特別価格税込216円)。大阪名物のミックスジュースを使った、世にも珍しいプリンとのこと。

フルーツやクリームが乗っており、見た目も可愛いスイーツだ。

食べた瞬間、濃厚でフルーティーな味わいが口いっぱいに広がる。爽やかな後味も、実にミックスジュースらしい。

プリンだと思って食べると、その斬新さに驚かされるハズだ。

玉出オリジナルのカプセルトイを発見!

階段の踊り場には、スーパー玉出オリジナルカプセルトイ各種も設置されている。赤井さんの音声が流れる「ラジカセマスコット」(全5種・500円)や、「光る看板マスコット」(全5種・400円)など、どれも気になるものばかり。

せっかくなので、記者は「アクリルスタンドマスコット」(全5種・400円)を回してみた。

出てきたのは、「スーパー玉出 玉出店」。あの派手な外観が、アクスタで完全再現されている。

デスクに飾れば、いつでもスーパー玉出が職場を賑やかにしてくれることだろう。

ちなみに、玉出店は通称「2号店」とも呼ばれている。1号店が閉店し、現在はこの2号店が本店として現存する最古の店舗となっているようだ。

全身玉出の熱心なファンに直撃!

店内を物色していると、全身をスーパー玉出グッズで固めた熱心なファンを発見。

彼女はふわっち配信者の覚醒アラレさん。思わず声をかけ、写真を撮らせていただいた。

なんでも覚醒アラレさんは、スーパー玉出の大量閉店が話題となった2023年ごろ、全店舗を制覇したのだとか。

かくいう記者自身も、2019年に当時発売されたばかりのエコバッグを探すため、自転車で全45店舗を回った経験がある。思わぬ共通点にテンションが上がってしまった。

記者の玉出センサーが思わず反応したのは、覚醒アラレさんの持ち物。

ピンクのエコバッグは、初期に販売されていた布地のもの。ピンクのTシャツも、過去に堀江店でのみ販売されていた限定品である。どれも今となっては珍しいものばかりだ。

赤井英和さんと真剣勝負

オープン記念イベントとして、店内では餅つきや撮影会なども行われ、大盛況。

最後に開催された赤井英和さんとのジャンケン大会では、景品として玉出オリジナルの赤いポロシャツが用意されていた(赤井さんが着用しているもの)。

なんとこれ、現在は廃盤となっている超レアな代物だ。

す、すごい......! と、興奮が抑えられないでいたところ、スタッフさんのご厚意で記者もジャンケン大会に参加させていただけることに。

赤井さんと対峙し、いざ真剣勝負......。

結果は記者の敗北。流石は"浪速のロッキー"、なんとも力強い拳だった。

最後は赤井さんとのツーショットをパシャリ。握手やサインにも快く応じており、一日を通してその神対応っぷりに驚かされた。今後もスーパー玉出のイメージキャラクターとして、大活躍してくれるに違いない。

新世界にスーパー玉出ができるということ

現に、赤井さんの顔入りポスターはお店の外でも大活躍していた。

店舗の周辺で、ちんどん屋がこれを背負って練り歩いていたのだ。

珍しい光景に、次々と足を止める観光客たち。店内だけでなく、新世界中を盛り上げる新店舗のオープンとなっていた。

さて、最後に運よく手に入れた「おたのしみ袋」(税込213円)を開封してみよう。

他店舗で発売された際には、800円相当の商品が入っていると謳われていたこの商品。果たしてどんな物が出てくるのだろうか?

開けてみてビックリ。なんと、「ヘパリーゼW PREMIUM」(1箱10袋入り)が入っているではないか。

メーカー希望小売価格が税込3780円ということで、まさかの18倍近く得をするという結果に。

他のものも実用性が高く、これは確かに"おたのしみ"しかない夢の商品だった。

ということで今回は、オープンしたばかりのスーパー玉出 新世界店を最速レポートした。

従来の店舗をはるかに上回るアミューズメント性で、新世界の新たな観光スポットになること間違いなしだ。

また、新世界が生活圏内である記者としては、スーパーとしての豊富な品揃えにも感動した。横にはドン・キホーテが構える小売激戦区でありながら、売り場までの辿り着きやすさなどで差別化が図られている印象だ。

産声を上げたスーパー玉出 新世界店とともに、新世界エリアがどのような変化を見せるのか。今後の動きにも注目していきたい。(ライター:Met)

※記事中に記載の金額は取材日の販売価格。変更になっている場合アリ。

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