日本サッカー協会宮本恒靖会長(49)が8日、都内で取材に応じ、4月16日に森保ジャパンへコーチでの加入が発表された中村俊輔氏(47)への期待感を語った。

 宮本会長と中村氏は、代表のアンダー世代やA代表でもドイツW杯(2006年)など長きにわたり、ともにプレーした。

宮本会長は「俊輔ならではの感覚的なものを言語化して、選手に伝えることができると期待している。セットプレーのアイデアとか、相手GKとの駆け引きとか、今までいたコーチとはまた違った視点をもたらしてくれる。何より選手から生まれる、元代表のレジェンド的な人と一緒にW杯を戦う相乗効果みたいなものを期待したい」と語った。

 また、「U―19、20の時くらいからFKを何本も決めるのを(DFの)自分は後ろから見られる幸運に恵まれた」とし、当時高3の俊輔氏を最初に見た時に「すごい細くて心配したが、1回目の練習でドリブルもキレがあり、才能を感じた。キックの才能、これはダイヤモンド(の原石)だなって」と印象を口にした。「ユニークなのは昔から自分で髪の毛を切っていたこと。(サッカーゲームの)ウイニングイレブンとかを当時みんなでやっていたんですが、(俊輔が)一番強かった。俯瞰して(全体を)見られるような目があった」と振り返った。

 宮本会長は6月11日(日本時間12日)に開幕するW杯北中米大会に8大会連続8度目出場となる日本代表についても「昔から脈々と受け継がれてきた、何で負けたのか、何で勝ったのかみたいなところ(の知見)が生かされるものがある」とし、「(過去と比べ)経験値、宿泊地選びや、ベースキャンプに入るタイミング、親善試合でどういうメンバー構成でいくのかといったチームづくり、そういうものは変わってきていると思う。もちろん今回も移動、暑さがあるが、不確定要素が出てきた時に、対応しうるだけの人であったり質は少しずつ上積みされている。難しい局面が出てくることも予想されるが、それを乗り越えるという、みんなの強い決意はある」と期待を込めた。

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