プロボクシングWBO世界フライ級(50・8キロ以下)王者アンソニー・オラスクアガ(27)=米国/帝拳=が7月11日(日本時間同12日)、米カリフォルニア州サンフランシスコで、WBO世界同級14位アンディ・ドミンゲス(28)=メキシコ=と6度目の防衛戦を行うことが決定。7日(日本時間8日)、サンフランシスコの船上で記者会見が行われた。

 オラスクアガは、世界3階級制覇王者・中谷潤人(28)=M・T=が15歳の時から一緒にボクシングに励んできた親友で、今月2日には井上尚弥(33)=大橋=との東京ドーム決戦で中谷をサポートするために来日していた。日本ボクシング史上最多となる5万5000人が集まった東京ドームの雰囲気に感激していたオラスクアガだが、今度は自身が、ボクシングイベント史上最多の観客動員数を集める興行のメインイベンターを務めることになった。

 複数の米国メディアによると、現在の米国におけるボクシングイベントの最高観客動員数は、1941年8月にウィスコンシン州ミルウォーキーのジュノー・パークで行われたトニー・ゼール対ビリー・プライヤー(ともに米国)戦で集めた13万5132人とされている。ゼールはNBA世界ミドル級王者だったが、この試合はノンタイトル戦。ビール会社がスポンサーとなって会場を無料開放し、試合はゼールが9回KO勝ちした。ちなみにレフェリーを務めたのは、元世界ヘビー級王者のジャック・デンプシー(米国)だった。今回、オラスクアガの防衛戦をメインイベントとした興行で、入場料を無料にして米国での観客動員数更新を狙っているという。このイベントは「歴史が作られる瞬間」と銘打たれている。

 オラスクアガは今年3月、横浜BUNTAIで飯村樹輝弥(28)=角海老宝石=に9回TKO勝ちして、5度目の防衛に成功。目標にしていたWBOリングを手にした。ドミンゲスは昨年7月、バイロン・ロハス(35)=ニカラグア=に判定勝ちして以来の試合となる。7日の船上会見で、オラスクアガはドミンゲスと約16秒間のフェースオフで闘志をぶつけ合った。

 戦績はオラスクアガが12勝(9KO)1敗、ドミンゲスが13勝(6KO)1敗。

編集部おすすめ