今度のNASAのミッションは、これに似たドラマティックなものになりそうだ。
その目的は、探査機を小惑星に衝突させて、軌道をそらすことができるかどうか確認すること。NASA初の「地球防衛テスト・ミッション」だ。
NASA初の地球防衛テスト・ミッション このほどNASAが11月23日(現地時間)の打ち上げを発表した「DART(Double Asteroid Redirection Test)ミッション」の目的は、小惑星に大型探査機「DART」を高速で突っ込ませ、それが軌道に与える影響を確かめることだ。
地球の周囲には、衝突して大きな被害をもたらす恐れがある小惑星が存在する。万が一、本当に地球との衝突コースに乗った小惑星が発見されたらどうすればいいのか?
その対策の1つとして提唱されているのが、宇宙船をぶつけて軌道をそらす方法(キネティック・インパクト法)だ。
DARTミッションは、そのための実験で、大袈裟でもなんでもなく、本当に地球防衛ミッションなのである。
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Photo by:public domain/wikimedia
アルマゲドンを地でいくミッション 今回のターゲットは、二重小惑星「ディディモス」だ。ギリシャ語で「双子」を意味するディディモスは、その名の通り、「ディモーフォス」という小衛星ともなっている。
DART探査機は、ディディモスを周回する大きさ160メートルのディモーフォスに秒速6.6キロ(弾丸よりも速い!)で突撃する。
その衝撃は、想定によれば、ディモーフォスの速度をほんの1%程度変化させる。一見小さな変化に思えるだろうが、これによってディモーフォスの軌道周期は数分ほど変わる。
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NASA prepares for 'Armageddon' mission世紀の瞬間は2022年! なお2021年11月23日にスペースX社のロケットで打ち上げられたDART探査機は、それから10か月かけて宇宙を飛行し、ターゲットを目指す。
実際に衝突するのは、ディディモス二重小惑星が地球まで1100万キロの距離に接近する2022年9月が予定されている。
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Photo by:NASA/Johns Hopkins APL
なお、NASAによると、このときの様子は、別の探査機によって撮影され、ライブ中継される予定であるそうなので、こちらも見逃せない。
References:NASA will crash a spacecraft into an asteroid to practice 'planetary defense' / written by hiroching / edited by parumo
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