◆JERAセ・リーグ 巨人2―3広島(30日・東京ドーム)

 巨人が逆転負けを喫し、3カードぶりの負け越しとなった。

 先発・ウィットリーは初回先頭・大盛を空振り三振に斬ると雄たけびを上げてガッツポーズを見せるなど、エンジン全開。

打線が2回1死一、三塁から増田陸の中犠飛で先制しており、1点の援護の中で6回無安打無失点、10奪三振と快投した。

 しかし2―0の8回、コンディション不良で登板回避した大勢に代わり登板したルシアーノが、坂倉に逆転3ランを被弾。リードを守り切れなかった。

 4月は黒星で幕を閉じたが、開幕から15勝12敗で貯金3(4月は13勝10敗)。不動のレギュラー・泉口が打球直撃で離脱した野手陣では、今月支配下から昇格してこの日も2安打を放った平山や増田陸、ドラフト5位・小浜(沖縄電力)らが奮闘した。浦田も二塁や遊撃で出場し、随所に存在感を示している。

 レギュラー白紙で始まった中での今季。チャンスをつかもうとする若手が切磋琢磨(せっさたくま)する現状は5月以降への希望を感じさせる。橋上オフェンスチーフコーチは「若手にとっていい影響もありますし、若手だけじゃなくてちょっと上の(増田)陸だったり経験のちょっとある選手にとっても非常にいい刺激になると思う。下からの押し上げはチーム全体の活性化につながると思うので、非常にプラスに捉えています」とうなずく。

 下旬には昨年10月に両股関節の手術を受けた吉川が復帰。貴重な経験を積む中で、若手による「下からの押し上げ」がかなえば、5月以降はさらにチーム力が上がってきそうだ。

(田中 哲)

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